玉名市 | セメント瓦の劣化による平板瓦への瓦葺き替え工事

2019年10月19日2023年9月25日

今回は、熊本県玉名市のU様邸の屋根葺き替え工事をさせて頂きました。

お客様がご自身で屋根に登って、ちょっとした修理やメンテナンスをされていたそうです。

ただ、瓦が古くなってきたので、陶器瓦への瓦葺き替え工事となりました。

使用屋根材は、平板瓦（F型）、栄四郎株式会社のプラウドUU（三州陶器瓦）です。

城北瓦スタッフ

では、さっそく屋根葺き替え工事をしていきます！

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屋根工事の案件概要

既存の古い瓦を取り外し、桟木（瓦を引っ掛ける木）を撤去します。

下地（野地板）が一部損傷していたので、一部補修しました。

瓦の下に雨水が長い間侵入すると、下地が腐ってしまい、補修が必要となります。

新しいルーフィング（防水シート）を張ります。

ルーフィングは「改質アスファルトルーフィング」を使用しています。

ルーフィングは、雨風で瓦の隙間から侵入した雨水を防ぐ最後の防壁の役割をしています。

桟木（瓦を引っ掛ける木）を瓦の寸法に合わせて取り付けます。

台風で瓦が飛来しないよう瓦一枚一枚をビスでしっかり止めていきます。

ビスで止めることで、強い台風が来ても安心です。（施工法については地域によって異なる場合がございます。）

棟木を取り付けて、棟瓦を支えるなんばんを塗っていきます。

棟瓦を取り付けるとこのような仕上がりになります。

平板の本棟は熨斗（ノシ）瓦などは積まずにシンプルに仕上げるのが一般的です。

シンプルにすることで、将来的な修理のリスクを最小限に抑えられます。

左端の袖瓦を取り付けたらいよいよ完成です。

今回使用した陶器瓦は約50年程度の耐久性があります。セメント瓦のように約10年毎の再塗装が不要なので、メンテナンスの手間と費用が抑えれます。

陶器瓦の初期費用は他の屋根材と比べると多少高くなってしまいますが、長期的に考えると一番コストパフォーマンスが良いです。そして、数十年経っても変わらない見栄えで、瓦の美しい輝きをキープできるのも陶器瓦の魅力です。

「瓦を使いたいけど、できる限りメンテナンスの手間をなくしたい。」

という方は、平板瓦（F型）がオススメです。今後の屋根リフォームの参考になれば幸いです。