セネターとは?デクラ屋根の特徴と価格について紹介

セネターとは?デクラ屋根の特徴と価格について紹介
お客様

家のコロニアル屋根が古くなってきたから、そろそろリフォームを考えてるんだけど、セネターってどう?

今回は、こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  • セネターとは
  • セネターのメリット・デメリット
  • セネターのリフォーム方法と手順
  • セネターの屋根リフォーム価格
  • セネターの屋根工事業者を選ぶポイント

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セネターは株式会社ルーフタイルグループジャパンが取り扱うデクラ屋根シリーズ4種類の中で、人気の石粒付ガルバリウム鋼板です。

耐久性、メンテナンス性が優れており、老朽化したコロニアル屋根のリフォームに採用されています。

今回の記事では、セネターの特徴や性質、価格の目安について詳しく解説していきます。

さらに、施工事例や施工業者を選ぶポイントまで解説しているので、屋根リフォームを検討する際に参考にしてください。

目次

セネターとは?

セネターとは、ガルバリウム鋼板と天然石のハイブリット鋼板屋根材で、石粒付ガルバリウム鋼板と呼ばれています。日本ではまだ馴染みが薄いですが、世界では120カ国以上で採用され、60年以上の実績があります。

超軽量で耐久性やメンテナンス性に優れており、近年多発する台風や震災などの自然災害の影響や、リフォームに使いやすいことで注目されています。

セネターの製品仕様

セネター製品仕様
引用元:DECRA ROOFING SYSTEMS公式サイト
表面仕上げ天然石ストーンチップ
働き長さ1,260mm
働き幅368mm
1㎡当りのパネル数2.15枚
1㎡当りの質量7.0Kg
素材溶融55%アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板
鋼板厚み0.39㎜
標準勾配2.0 /10以上 (積雪地域では3.5/10以上)
不燃認定国土交通大臣認定不燃材料 認定番号 NE-0049-1
サーブル(黒)、ティーク(濃茶)、オニキス(グレー)全3色
引用元:DECRA ROOFING SYSTEMS公式サイト

セネターの特性

セネターはガルバリウム鋼板の表面に天然石を吹き付けてあるため、耐候性や耐久性が高く、長期間の使用にも耐えることができます。また、天然石が自然っぽさを演出し、見た目に高級感があります。

セネターのカラーバリエーション

色はサーブル(黒)、ティーク(濃茶)、オニキス(グレー)の3色です。

デクラ・セネター色

セネターのメリット

セネターの屋根材には、多くのメリットがあります。

以下、それぞれ詳しく解説します。

  • 超軽量で耐震性が高い
  • 耐久性が高い
  • 耐風性が高い
  • 遮熱・遮音性が高い
  • 塗装の心配がいらない
  • 沿岸地域でも使用できる
  • リフォームに最適(カバー工法)
  • 保証期間が長い
  • 落雪しにくい
  • 低勾配でも施工可能

超軽量で耐震性が高い

セネターは軽さが特徴です。従来の屋根材に比べて重量が軽く、瓦の重さの6分1、コロニアルの3分の1となります。

耐震性が高いので地震が発生した際も、屋根の重さによる家の損傷のリスクが低減します。

以下、それぞれの屋根材ごとの重さとなります。

屋根材の種類1㎡あたりの重さ
セネター約7kg
約43kg
コロニアル約21kg
ガルバリウム鋼板約5kg
屋根材別1㎡あたりの重さ

耐久性が高い

セネターは8層構造で高い耐久性をがあります。鋼板を成形後にアクリルコートで保護し、表面に独自開発したベースコートをコーティング、天然石ストーンチップを焼き付け加工後、さらにトップコートを施した優れた屋根材です。錆にも強く、海外では沿岸地域でも問題なく使用されています。

耐風性が高い

独自のインターロック工法を開発しており、屋根材本体を1枚1枚ビスでしっかり固定し、耐風圧性にも優れた力を発揮します。

風速70m/秒の風圧実験もクリアしており、台風などの強風が吹き付ける地域でも、安心して使用することができます。

遮熱・遮音性が高い

セネターの屋根表面に付着している天然石は雨音を吸引し拡散してくれるため、雨音などの外部の騒音を軽減してくれます。また、天然石とガルバリウム鋼板を組み合わせることで、遮熱効果も高まります。

さらに、凹凸のある屋根材の裏には隙間があるので、放熱効果も期待でき、夏場の厳しい暑さでも、室内は涼しく快適な生活を送ることができます。

塗装の心配がいらない

長期間の使用にも色褪せにくいため、定期的な塗装の必要がありません。メンテナンスコストを削減することができます。

沿岸地域でも使用できる

塩害にも強いため、海沿いの地域でも使用することができます。

リフォームに最適(カバー工法)

現在の屋根材を撤去せずにそのままリフォームできるカバー工法にも適しています。工期の短縮やコストの削減が期待できます。

保証期間が長い

セネターには「30年の材料品質保証」と「10年の美観保証」があります。耐久性と品質の高さから、長い保証期間が提供されており、安心して長期間使用できます。

落雪しにくい

セネターの表面は天然石が吹き付けられているため、滑りにくく、雪止めの効果があります。

低勾配でも施工可能

低勾配の屋根にも施工が可能です。既存の家の屋根の形状に合わせてリフォームを行いたい場合に、この特性はメリットとなります。

屋根材最低勾配
セネター(石粒付ガルバリウム鋼板)2寸
陶器瓦4寸
コロニアル(スレート)3寸
アスファルトシングル3寸
ガルバリウム鋼板0.5寸
屋根材別 最低勾配

屋根材メーカーによっては低勾配に対応している商品もあります。

勾配については、以下のページで詳しく紹介しています。

セネターのデメリット

セネターはメリットばかりではありません。以下のデメリットがあります。

  • 屋根材の価格が高い
  • 選べる色が少ない
  • カバー工法後のリフォームは大変

屋根材の価格が高い

性能と品質の高さから、他の屋根材に比べて価格が高めです。初期投資は必要ですが、長期的なメンテナンスコストの削減を考えると、コストパフォーマンスは高いと言えます。

選べる色が少ない

選べる色が3種類なので、バリエーションが限られています。自分の好みの色や、家のデザインに合わせた色を選びたい場合、選択肢が限られることがデメリットとなるかもしれません。

カバー工法後のリフォームは大変

カバー工法で屋根をリフォームした場合、既存の屋根は残ったままです。この屋根を再度リフォームすることになった場合、今の屋根と以前の屋根を撤去する必要があるため、手間と費用が二重にかかります。

リフォームのタイミングとライフサイクルを考えたうえで、どの工事方法でリフォームするのかを決めることが重要です。

セネターのリフォーム方法

セネターの屋根材を使ったリフォーム方法は、屋根葺き替えとカバー工法の2種類です。

それぞれ詳しく解説します。

屋根葺き替え

屋根葺き替えは、既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材を取り付ける方法です。この方法は、既存の屋根材が劣化している場合や、下地(野地板)が傷んでいる場合などです。

古い屋根材はなくなるので、屋根材が二重になるカバー工法と比べ、屋根が軽いです。下地も補修されるので(必要な場合)、イメージ的には新築時とほぼ同じ屋根の状態になります。

カバー工法

カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて取り付けるリフォーム方法です。既存屋根材の撤去が不要なため、工事期間が短縮され、工事コストが抑えられます。

また、既存の屋根材が新しい屋根材の下に残ることで、さらなる断熱効果や遮音効果も期待できます。

ただし、前述でも述べたように、カバー工法後にリフォームするとなると、余計にコストと手間がかかるので、十分に検討してから決めることが重要です。

使用している屋根材は違いますが、以下のページで詳しく紹介しています。

セネターの屋根葺き替え手順

セネターの屋根葺き替えの手順は以下の通りです。

既存屋根の撤去

既存の屋根をすべて撤去します。下地が傷んでいる場合は補修します。

防水シート貼り

ルーフィング貼り

屋根の上に防水シートを敷き、雨水の浸入を防ぎます。

セネターの屋根材上げ

セネターの屋根材を屋根の上に上げて取り付けやすいように並べます。

セネターの取り付け

セネターの取り付け

防水シートの上にセネターをビスで一枚一枚取り付けていきます。

端の部分はセネターをカットして屋根の形に揃えます。

役物の取り付け

棟やケラバ、壁際などに役物を取り付けて仕上げます。

仕上がり確認

セネター完成

すべての工程が完了した後、仕上がりを確認します。

以上、セネターのカバー工法によるリフォームとなります。

セネター屋根リフォームのビフォー・アフター

セネター屋根葺き替え工事 施工前
施工前
セネター屋根葺き替え工事 施工後
施工後

セネターの屋根リフォーム価格

セネターのカバー工法と葺き替え費用は以下の通りです。

屋根の造りや状態などによって費用は異なりますので、目安程度として参考にしてください。

工事別リフォーム価格

工事法方法1㎡あたりの工事単価(税込)120㎡の工事価格(税込)
屋根葺き替え13,000円/㎡〜156万円〜
カバー工法11,500円/㎡〜138万円〜
セネターのリフォーム価格の目安

その他の費用

工事名費用(税込)
下地工事*3,300円/㎡
足場設置20万円程度
(足場面積 825円/㎡)
仮設トイレ設置25,300円
その他の費用

*下地が傷んでいる場合は下地工事が必要となります。
*瓦屋根からセネターに屋根葺き替え工事をする場合は下地工事が必要となります。
*下地が傷んでいる場合は、カバー工法をご利用できません。
*瓦屋根からセネターへのカバー工法はできません。

費用に含まれるもの

新しい屋根材、施工費、防水シート(ルーフィング)、既存屋根撤去費、既存屋根処理費、下地工事、運搬費、諸経費など

セネターの屋根工事業者を選ぶポイント

セネターの屋根工事を検討する際、最も重要なのは信頼できる業者を選ぶことです。ちゃんとした業者を選ぶことで、安心してリフォームを任せることができます。

以下に、セネターの屋根工事業者を選ぶ際のポイントをいくつか紹介します。

  • 屋根工事専門業者に依頼する
  • 工事実績がある業者に依頼する
  • 訪問営業での営業には注意する

屋根工事専門業者に依頼する

屋根工事には専門的な知識と技術が必要です。そのため、屋根工事専門の業者に依頼することがおすすめです。

専門業者は、セネターの特性や施工方法を熟知しており、適切なアドバイスや提案をしてくれます。また、最新の情報を持っているため、安心して工事を任せることができます。

工事実績がある業者に依頼する

屋根工事業者を選ぶ際、業者の工事実績は重要です。実績が豊富な業者は、様々な状況に対応できる能力があります。また、実績がある業者は、過去の施工例を参考にして、自分の家に合った提案をしてくれるでしょう。

訪問営業での営業には注意する

最近では、訪問営業での屋根工事の営業が増えています。しかし、訪問営業での営業は、高額な工事を勧めるケースが多いため、注意が必要です。無理に契約を迫られる場合は、他の業者の意見も聞くなどして、慎重に判断してください。

セネターの動画

引用元:デクラ屋根システム公式Youtubeチャンネルより

まとめ:セネターで快適な住まいに屋根をリフォームしよう

セネターは、超軽量かつ耐久性やメンテナンス性の高さで注目の屋根材です。特に老朽化したコロニアル屋根のリフォームに適しており、リフォームを考える方には魅力的な選択肢となるはずです。

それぞれの屋根材の特徴を理解し、自分の家の屋根に合ったリフォーム方法を検討しましょう。

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