大牟田市 | 長雨時の雨漏りによる二階部分の瓦屋根の葺き替え工事

今回は福岡県、大牟田市のN様邸の2階部分の屋根葺き替え工事をさせて頂きました。瓦の老朽化と塗装による雨漏りで屋根リフォームとなりました。
また、別の箇所の屋根の谷が劣化していましたので、交換作業を行いました。
使用屋根材は新東株式会社の三州陶器防災瓦です。
目次
屋根工事 案件概要
工種 | 屋根リフォーム工事 |
工事場所 | 福岡県大牟田市 |
工事日 | 2020.11 |
屋根材メーカー | 新東株式会社 |
屋根材名、色 | 三州陶器瓦, 銀黒 |
屋根工事のビフォー・アフター

屋根工事の解説

今回の雨漏りの原因は瓦の老朽化もありますが、DIY塗装が原因と考えらます。強風時に瓦が飛ばないようにと塗装で固定した際に排水口を埋めてしまったことが雨漏りを早めてしまった原因です。昔の瓦は釘やビスで止めない施工でしたので、確かに瓦を塗装することで、塗料の接着で若干強風には強くなります。
但し、注意しないといけないのが「縁切り」をしっかりすることです。そして強風対策であれば塗装ではなく、適切な箇所にコーキングをすることです。
※縁切り:塗装後に塗料で塞がった隙間を適切に空けること。
塗料が「縁切り」をせず排水口まで埋めてしまうと、雨水の逃げ場がなくなります。長時間瓦の下に水が残ってしまい、ルーフィング(防水シート)が破れ、下地の傷みへと繋がります。特に30年以上程度経過している屋根ですと元々ルーフィング(防水シート)が劣化している可能性がある為、下地の板が傷みやすくなります。大雨時には雨漏りが複数箇所出てきます。放置を続けると最終的には下地全体が傷んでしまう可能性あります。
今回は幸いにも下地の痛みは一部のみでしたので、部分補修のみで瓦葺き替え工事ができました。お客様も安心されたようで良かったです。
DIYでの屋根修理がどうしても必要な際は以下ページでもコーキングの仕方を紹介していますので、良かったらご参考ください。また、屋根に登る際は十分に気を付けて作業を行ってください。
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