熊本市中央区 | セメント瓦の老朽化による瓦屋根の葺き替え工事

今回は熊本市、中央区のT様の瓦葺き替えによる屋根リフォーム工事を行いました。セメント瓦の老朽化の為の屋根リフォームとなります。通常セメント瓦は約10年ごとに塗装が必要で、約30年程度が寿命と言われています。こちらの瓦は既に30年以上が過ぎていたので、屋根リフォームの時期となります。
\ ドローン屋根点検・見積もり無料 /
案件概要
工種 | 瓦葺き替えによる屋根リフォーム工事 |
工事場所 | 熊本市、中央区 |
工事完了日 | 2019.11 |
屋根材メーカー | 栄四郎瓦株式会社 |
屋根材名、色 | 栄四郎プラウドUU, 銀黒 |
屋根工事写真
瓦剥ぎ

まずは既存の瓦を剥ぎます。野地板(下地)はしっかりしていましたので、既存のものを使用します。
ルーフィング(防水シート)貼り&桟木打ち

新しいルーフィング(防水シート)を張ります。ルーフィングは『改質アスファルトルーフィング』を使用しています。ルーフィングは雨風などで瓦の隙間から流れてきた雨水を止める最後の砦の役目をしています。次に桟木(瓦を引っ掛ける木)を取り付けます。
瓦上げ

瓦を屋根に上げます。施工しやすいように一定の位置で並べていきます。細かいですが瓦を置く位置を工夫することで、瓦を取り付けてる時にスピードが上がり、作業効率が良くなります。(写真がブレておりすみません。)
瓦葺き(瓦の取り付け)

瓦を取り付けます。風を受けやすい軒先には瓦1枚にセブン釘とビスでしっかり固定します。2ヶ所止めることで、瓦が飛ぶのを最小限に抑えます。軒先が完成したら下から順番に平板瓦を取り付けていきます。平板瓦は1枚1枚すべてにビス止めを行います。(施工法は各地域や企業様によって多少異なる場合があります。)
棟の仕上げ

棟木を取り付けて、棟瓦を固定するなんばんを塗ります。

棟瓦を被せて棟を仕上げます。ズレないように調整しながら真っすぐに仕上げます。
壁際の張り替え

壁際のトタンが古くなっていたので、新しく張り替えます。

トタンを剥いで、壁際に熨斗(ノシ)瓦と雨押え板金を取り付けて雨が壁側に侵入しないよう仕上げていきます。

次に木目調デザインの板金を取り付けて完成です。
【熊本市・中央区】瓦葺き替えによる屋根リフォーム工事完了
今回は、熊本市、中央区の瓦葺き替えによる屋根リフォーム(葺き替え)の紹介でした。陶器瓦はメンテナンスフリーですので約50年程度は使用できます。陶器瓦はセメント瓦のように約10年毎の塗装も必要ありませんので手間がかかりません。一度陶器瓦に葺き替えたら、瓦の性能はそのままなので追加費用も少なく安心です。初期費用は他の屋根材と比べると多少高くなってしまいますが、長期的に考えると一番コストパフォーマンスが良いと言えます。そして、数十年経っても変わらない見栄えで、瓦の美しい輝きをキープできるのも陶器瓦の魅力です。
それぞれの屋根材にメリット・デメリットの特徴がありますので、ご予算や目的に合わせて選ばれることをお勧めします。『瓦を使いたいけど、できる限りメンテナンスの手間をなくしたい。』のであれば平板瓦(F型)が一番お勧めです。