熊本県和水町 – セメント瓦の雨漏りによる瓦の部分葺き替え工事
今回は熊本県和水町のT様邸の屋根の部分葺き替えと修理をさせて頂きました。
セメント瓦の劣化による雨漏りが発生していたため、瓦葺き替え工事となります。
使用屋根材は、新東株式会社の三州陶器防災瓦です。
城北瓦スタッフ
では、さっそく部分葺き替え工事をしていきます!
\ ドローン屋根点検・見積もり無料 /
目次
屋根工事 案件概要
工種 | 部分瓦葺き替え工事+修理 |
工事場所 | 熊本県和水町 |
工事日 | 2022.7 |
屋根材メーカー | 新東株式会社 |
屋根材名、色 | 三州陶器防災瓦, 京銀 |
瓦葺き替え工事開始
部分修理
まずは、修理から進めます。
袖瓦と破風板の間の隙間が広すぎるのと、破風尻箇所に隙間があるため、強い横雨が降った時に雨水が入ってしまいます。
袖瓦と破風板の隙間を縮めた分、丸下し瓦を使って幅を調整しています。
これで破風板と袖瓦の隙間がなくなりました。
破風尻部分には、なんばんを塗って隙間を埋めます。
これで修理は完了です。次は葺き替え部分の工事に入ります。
既存瓦の撤去
瓦を撤去すると、杉の皮が見えてきました。
ずっと昔は防水シート(ルーフィング)がなかったため、代わりに杉の皮が使われていることがありました。
杉の皮は写真のように隙間も多く、防水シートと比べると性能も大幅に劣るため、大雨になると雨漏りしてしまう可能性が高いです。
杉の皮をすべて取り除くと、下地(野地板)が見えてきました。
下地(野地板)は然程傷んでいなかったので良かったです。
ルーフィング貼り+桟木打ち(瓦を引っ掛ける木)
下地(野地板)を綺麗にした後に防水シート(ルーフィング)を貼り、瓦を引っ掛ける用の桟木を取り付けます。
瓦を屋根に上げて並べます。
瓦を並べ終えたら、瓦を葺いていきます。
棟の仕上げ
本棟はこんな感じに仕上がります。熨斗瓦を4段積んで棟瓦を被せてます。
部分葺き替えと修理が完了しました。
【熊本県・和水町】セメント瓦の雨漏りによる瓦の部分葺き替え工事完了
今回は雨漏りが酷い箇所を部分葺き替え、軽度の箇所は修理で対応しました。瓦の下に敷いてある防水シート(ルーフィング)が機能していないと、雨漏りのリスクが非常に高くなります。
最近では線状降水帯による雨量がとても多く、劣化した防水シートでは防ぎきれなくなっています。天井の染みが酷い場合は下地(野地板)が傷む前に、お早めに屋根工事店に相談されることをオススメします。
今後の屋根リフォームの参考になれば幸いです。
セメント瓦の寿命は?瓦の葺き替え時期と費用を知りたい!
家の屋根は古いセメント瓦。色も剥げて劣化してるように見えるけど、瓦の交換時期はいつ? 今回はこんな疑問にお答えします。 本記事の内容 セメント瓦の寿命 セメント…