アスベスト入りのスレート屋根が心配!見分け方や対策を徹底解説!
お客様
家の屋根にアスベストが入っているかもしれないけど大丈夫?リフォーム費用は高くなる?詳しく知りたい。
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- アスベストの特徴
- アスベスト入りのスレート屋根の見分け方
- アスベスト入りのスレート屋根の撤去方法と費用
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今回は、アスベスト入りのスレート屋根の見分け方や対策について紹介していきます。
アスベスト入りのスレート屋根は撤去・処理費用が高いです。
この記事を読めば、アスベスト入り屋根の特徴について知ることができます。
さらに、屋根のリフォーム方法が分かるので、工事費用を抑えたりできます。
スレート屋根のアスベストについて詳しく知りたい方は、是非参考にしてみてください。
目次
アスベストとは?
アスベストとは石綿(いしわた)とも呼ばれ、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物です。
このアスベストは安価ながらも耐久性、耐火性、防音性、絶縁などに優れ、1960年代の高度経済成長期に多くの建築物の材料として使われていました。
2004年以前に建てられた家のスレート屋根にも多く使われおり、大半がアスベストを含んでいます。
しかし、アスベストが健康被害をもたらすことが分かり、2004年に製造が全面禁止となっています。
2020年頃から建築物の解体やリフォーム時期のピークを迎え、心配されています。
ウチの屋根にもアスベストは入ってそう…。ずっと住んでるけど、健康に影響はないの?
結論から述べると、屋根に関しては普段の生活に問題ありません。
何故ならアスベストが人体に影響を及ぼす可能性があるのは、解体したときの粉塵が飛散し、鼻や口から吸い込んでしまった場合だからです。
アスベスト入りのスレート屋根の見分け方は?
とは言っても「アスベストが入っているかいないか」は気になりますよね。
そこで、アスベスト入りを簡単に見分ける3つの方法を紹介します。
アスベスト入りの見分け方
- 見分け方①:アスベスト入りのマーク ※アスベスト入り確定
- 見分け方②:建設された時期
- 見分け方③:屋根にヒビ・割れや欠けが多くあるか
どちらかが当てはまったからといって、屋根がアスベスト入りだと決まった訳ではありません。
それぞれ確認していきましょう。
見分け方①:アスベスト入りのマーク ※アスベスト入り確定
アスベスト入りのスレート屋根には屋根材の裏に製品番号と一緒に「a」と記載されています。
「a」が見つからない場合は製造番号で調べることができます。
見分け方②:建設された時期
アスベスト入りの製品は、2004年に全面的に製造が中止されています。
そのため、2004年以前に作られた屋根はアスベスト入りの屋根である可能性があります。
しかし、多くのメーカーが1990年代からアスベストの入っていない屋根を製造しています。つまり、2004年以前に作られた屋根であっても、必ずアスベストが入っているという訳ではありません。
見分け方③:ヒビ割れや欠け
アスベスト入りのスレート屋根かどうかを見分けるには、屋根にヒビ割れや欠けがあるのかを確認しましょう。
アスベスト入りのスレート屋根は、頑丈で耐久性が高く、割れやヒビがとても少ないです。
対して、アスベストが使用されていないスレート屋根は、約20年でヒビ・割れが多く見られます。
アスベスト入りのスレート屋根の撤去方法と費用
アスベストを撤去するには、石綿主任責任者の資格を持った人が必要です。
そのため、アスベスト入りのスレート屋根をリフォームをしたい方は、アスベストを扱える業者に依頼する必要があります。
アスベストを撤去する際は梱包を二重したりと撤去が慎重に行う必要があります。
さらに、特別に処分場で埋め立てする処分費用が必要です。
そのため、アスベストの入っていないスレート屋根のと比較すると撤去・処理費が高額になります。
一般的なスレート屋根の撤去・処理の費用は約30万~60万円に対し、アスベスト入りは約50万~100万円と通常の約2倍の費用になります。
「そんな高額な費用は難しい…もっと安く屋根をリフォームしたい」
という方には、カバー工法をおすすめします。
カバー工法は既存屋根材を残したまま新しい屋根材を被せるので、既存屋根の撤去・アスベスト処理費用が必要ありません。
カバー工法については、以下のページで紹介していますので、参考にしてみてください。
まとめ:アスベスト入りというだけで不安になる必要はないです
今回は、アスベスト入りのスレート屋根の見分け方や対策について解説しました。
アスベストは、健康に悪影響というイメージが強いですが、屋根リフォームに関してはあまり心配ありません。
屋根のリフォームで心配なのは、アスベストの撤去・処理の費用です。
無理に高額な撤去・処理をしなくても、カバー工法のようなリフォームもできます。
屋根の状況やご希望に合わせて、適切な工事方法を選びましょう。
屋根リフォームの参考になれば幸いです。