【熊本県菊池市】ガルバリウム屋根の穴あきによる雨漏り修理事例

今回は、熊本県菊池市にある築10数年のご自宅で発生した雨漏りのご相談をいただき、ガルバリウム鋼板屋根の補修工事を行いました。
屋根材には、軽量で耐久性が高いとされる「ガルバリウム鋼板」が使用されていましたが、本棟部分の穴あきや屋根と屋根の噛み合わせの不具合によって雨水が侵入していました。
通常、築10数年で雨漏りが発生するのは稀なケースであり、大きな台風や地震などの自然災害がない場合、施工不良や材料選定ミスが疑われることもあります。
本記事では、実際に行った屋根点検・補修工事の流れを写真付きでわかりやすくご紹介します。
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工事概要
工種 | 雨漏り修理 |
修理内容 | 棟と屋根の噛み合わせ補修、棟包板金の設置 |
工事場所 | 熊本県菊池市 |
工事日 | 2019年9月 |
施工の流れ | ガルバリウム鋼板の穴あき屋根修理
ステップ①:現状確認

屋根に登って確認すると、本棟部分に明らかな穴あきが見つかりました。

さらに、屋根と屋根の噛み合わせが浅く、一部が浮いている状態でした。現在の施工基準では、もっと深くしっかりと噛み合わせる設計になっています。
ステップ②:棟包板金で補強準備

このまま放置すると、本棟部分の穴がさらに広がってしまう恐れがあります。コーキングだけでは再び穴が開くリスクがあるため、まずは穴をしっかりと補修し、その上から「棟包」と呼ばれる屋根材で補強を行います。
ステップ②:木材(貫板)と棟包板金の取り付け

棟包板金をしっかりと固定するための木材(貫板)を設置し、その上から棟包を取り付けていきます。
ステップ③:棟包の取り付け完了

補強が完了しました。これで棟からの雨漏りリスクが大幅に軽減されます。
ステップ④:コーキング補修

屋根と屋根の噛み合わせ部分全体にコーキング処理を行い、防水性を高めました。施工当時は部材が揃わず、噛み合わせが浅くなる事例もありましたが、専門業者としては将来のリスクも見据えた対策が求められます。これで修理完了です。
ビフォー・アフター | ガルバリウム鋼板の穴あきによる雨漏り修理完了


施工前:ガルバリウム鋼板の穴あき部分から雨漏り。
施工後:コーキング補修+棟包板金で補強し、雨漏りリスクを軽減。雨漏りを止めました。
担当者からのコメント
今回は、新しい住宅でありながら雨漏りが発生していたため、原因に合わせて対応しました。
ガルバリウム鋼板は耐久性が高い反面、施工精度が悪いと数年でトラブルが起こることもあります。今回のような棟包の設置不良や噛み合わせの浅さが原因の場合、風雨による被害が広がる前に対処することが重要です。城北瓦では、現場調査をもとに的確な修理方法を提案しております。少しでも気になることがあれば、早めの点検をおすすめします。
よくある質問(FAQ)
- ガルバリウム鋼板の屋根はどれくらいで劣化しますか?
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正しく施工されていれば20~30年はもちますが、今回のように施工不良があると10年程度でも不具合が出ることがあります。
- 棟包とは何ですか?
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棟包(むねづつみ)は、屋根のてっぺんを覆っている金属板のことで、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担います。
- 工事中に屋根材を交換する必要はありますか?
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状態によりますが、今回のように補修で済む場合もあります。事前調査で最適な方法をご提案します。
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城北瓦では、菊地市をはじめとした地域で30年以上の屋根修理実績があります。
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