熊本県玉東町 – 日赤の発祥地「徳成寺様」の社寺瓦葺き工事
今回は熊本県、玉東町の日赤発祥の地としても有名な徳成寺様の屋根葺き替え工事をさせて頂きました。
熊本地震と経年劣化の影響で、瓦のズレや軒の歪みなど多くの個所に損傷があり、100年来の大修復工事となりました。
使用屋根材は栄四郎株式会社の三州いぶし瓦、銀いぶしを使用。
いぶし瓦は年月の経過と共に、渋みのある色となり、やわらかな風合いを表現する、伝統ある和形の瓦です。
城北瓦スタッフ
では、さっそく屋根葺き替え工事をしていきます!
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目次
屋根工事 案件概要
工種 | 瓦葺き替え工事 |
工事場所 | 玉名郡玉東町 |
工事日 | 2017.4 |
屋根材メーカー | 栄四郎瓦株式会社 |
屋根材名、色 | 三州陶器瓦 和形、銀いぶし |
瓦葺き替え工事開始
下地処理(ルーフィング貼り、瓦桟木打ち)
瓦を葺く前に、雨漏りを防ぐルーフィング張りと、瓦をひっかける為の板(桟木)を打って準備をします。
瓦上げ(クレーン)
7,000枚を超える瓦でしたので、クレーンで上げます。周囲の状況などによって、瓦上げの方法は変わります。
瓦取り付け工事
一枚一枚を丁寧に歪みなどがないよう、確認しながら瓦をしっかりビスで止めていきます。
棟鬼瓦取付
人より大きいサイズの鬼瓦の取り付けです。慎重に作業を行います。
本棟瓦取付
本棟も迫力のある大きさです。
下り棟取付
屋根工事のビフォー・アフター
瓦葺き替え工事の動画
【熊本県・玉東町】徳成寺様「栄四郎三州いぶし瓦・銀いぶし」での瓦葺き替え工事完了
今回、徳成寺様の100年来となる大切な工事でしたので、当スタッフも緊張しておりました。普段の一般住宅の屋根工事では使わない技術と知識を要する場面が多くあり、難しい工事ではありましたが、瓦職人冥利に尽きるお仕事でした。
改めて瓦技術の難しさと過去の伝統技術の素晴らしさを感じました。大規模な工事でしたが、大きな問題もなく無事に葺き替え工事が完成し、職人一同安心しております。