今回は熊本、御船町の熊本震災復興集合住宅の新築屋根工事を頂きました。こちらの集合住宅は熊本の瓦施工業者が協力して瓦工事を行っており、弊社も参加させて頂きました。各社で施工法が違わないよう、1つの施工マニュアルに揃えて瓦工事をしております。使用屋根材は栄四郎株式会社の「プラウドUU 銀黒色」です。平板瓦はシンプルながらも防災瓦として優秀で、台風や地震にも強い設計構造になっています。
※写真は実際の工事記録写真からの抜粋となります。写真写りが悪い場合がございますので、ご了承ください。
目次
屋根工事 案件概要
工種 | 新築屋根工事 |
工事場所 | 熊本県 御船 |
工事日 | 2019.10 |
屋根材メーカー | 栄四郎株式会社 |
瓦名、色 | プラウドUU、銀黒 |
屋根工事写真
*()は分かりやすい言葉にしています。
ルーフィング(防水シート)貼り
まずは野地板(下地)のうえにルーフィング(防水シート)を貼ります。防水シートは『改質アスファルトルーフィング』を使用しています。防水シートは瓦で防ぎきれなかった雨水の侵入を守る役目があります。
桟木打ち(瓦を引っ掛ける木の取り付け)&縦残テープ貼り
瓦を引っ掛ける為の桟木を瓦の長さに合わせて取り付けます。また、今回は施工マニュアルに沿ってタテ残テープ(白い)テープを使用しています。タテ残テープは水の流れを確保して、桟木が腐るのを防ぎます。弊社は通常タテ残テープの代わりに水抜き桟木を使って水の流れを確保しています。
瓦上げ
次に瓦を屋根に上げます。瓦を取り付け易いように写真のように一定の位置で並べていきます。細かい下準備ですが、瓦を取り付け時のスピードUPに繋がり、作業効率が良くなります。
瓦葺き(瓦の取り付け)
瓦を取り付けます。平板瓦(F型)の場合は一枚一枚ステンレスビスで止めます。台風時も安心の施工法です。
棟の仕上げ
次に隅棟を仕上げていきます。
隅棟を支える棟木を取り付け、黒なんばんを塗ります。
棟瓦を上に被せてなんばんでしっかり固定します。糸を使って左右にズレがないかバランスを確認しながら整えます。
棟が完成しました。一般的に平板(F型)の棟はシンプルなので、修理のリスクも少なくなります。これで完成です。
【熊本・御船】陶器瓦による熊本震災復興瓦工事の完了
いかがでしたでしょうか。熊本震災後、多くの屋根修理、瓦の葺き替えなどをさせて頂きましたが、今回は熊本の色々な瓦屋さんと一緒に瓦工事をするという貴重な経験でした。それぞれの瓦屋さんがこれまで一生懸命復興に努めて来られてたんだろうなと思い、感慨深い気持ちになりました。熊本震災から約3年半が過ぎました。完全復興まではもう少し時間がかかりますが、私たちに出来ることを日々積み重ねて少しでも熊本を元気にできたらと思います。みなさんがこの家で快適で幸せな生活を送ってもらえたら幸いです。
この度は城北瓦をご利用頂き、誠にありがとうございました。
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