大牟田市 | セキスイかわらUの劣化によるカバー工法

今回は福岡大牟田市の屋根リフォーム工事をさせて頂きました。
こちらは既にセキスイかわらUという屋根材でカバー工法済でしたが、瓦の割れが激しい状態だったので、セキスイかわらU
を撤去し、再度カバー工法となりました。
セキスイかわらUはセキスイより1970年から販売され、カバー工法でも広く普及しましたが、割れやすい問題があり、2007年に販売終了しています。
使用屋根材は、旭ファイバーグラス社のリッジウェイ、アスファルトシングルとなります。
日本ではまだ馴染みが薄い屋根材ですが、北米では100年以上の歴史があり、日本でいう瓦の位置づけです。
デザイン性に優れ、軽量で割れない、実績のある屋根材です。

では、さっそく屋根葺き替え工事をしていきます!
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屋根工事の案件概要
工種 | カバー工法 |
工事場所 | 福岡県大牟田市 |
工事日 | 2019.10 |
屋根材メーカー | 旭ファイバーグラス |
瓦名、色 | リッジウェイ、ヴィンテージグリーン |
リッジウェイ アスファルトシングルは5色から選べるカラー


カバー工法の工事開始
既存屋根の取り外し


まずは傷んでいた瓦を取り外します。ほぼすべての表面がボロボロに割れていました。


黒いのはルーフィング(防水シート)に雨水が染み込んだ後です。
多くの瓦が割れていたため、かなりの雨が流れ込んでいます。
ただし、ルーフィング(防水シート)と二重になっているスレート(コロニアル)で雨水の侵入を防い他ので雨漏りはしていません。


カバーされていた古いスレート(コロニアル)が現れました。
こちらの損傷は軽いので、再度アスファルトシングルでカバー工法をします。
粘着防水シートの貼り付け


既存のスレートの上に「粘着式防水シート」を貼り付けます。


粘着式防水シートが綺麗に貼れました。


次にアスファルトシングルを屋根に上げます。1ケースで、2.16/㎡の面積で重さは24.4kgです。
瓦の約1/4、スレート(コロニアル)の1/2の重さとなります。非常に軽量な屋根材です。
シングルセメント4点付け


シングルセメントと呼ばれる強力接着剤を4ヶ所に付けて、強風で飛ばないように下準備をします。
この接着をしないと強風時に飛ぶ可能性があります。(2022年現在は棒付耐風施工をしております。)
アスファルトシングルの取り付け


次にシングル釘を4ヶ所に打ちます。
先ほどのシングルセメント(強力接着剤)とシングル用の釘でガッチリ固定します。
同じようにして、下から1枚ずつ貼り付けていきます。
棟の仕上げ


棟を仕上げます。貫き板(棟包み板金を支える木)を取り付けます。


棟包み板金を被せて完成です。
【福岡県・大牟田市】セキスイかわらUの劣化によるカバー工法完了




屋根材は多くありますが、セキスイかわらUのような歴史がない屋根材は十数年でボロボロになってしまうリスクがあります。
屋根材を選ぶ際は「どのくらいの歴史と実績があるか」を一つの判断基準とされると良いでしょう。
アスファルトシングルは世界的に歴史と実績もある屋根材ですので安心ください。
それぞれの屋根材にメリット・デメリットの特徴がありますので、ご予算や目的に合わせて選びましょう。
「できるだけ予算を抑えて、スレート屋根をリフォームをしたい」
という方は、アスファルトシングルを使ったカバー工法がオススメです。
屋根リフォームの参考にしてみてください。