ガルバリウム鋼板について分かりやすく説明します。

ガルバリウム鋼板使用の家

近年、耐久性やデザイン性に優れたガルバリウム鋼板』という屋根材が人気を集めており、身近な所でも多く見かけるようになりました。この『ガルバリウム鋼板』は非常に軽く、地震にも強いと言われています。また、最近のモダンなデザイン住宅にも合うデザインで若い方を中心に好まれている屋根材です。また、既存の屋根を残したまま屋根をリフォームする『カバー工法』にも適しており、コロニアル(スレート屋根)から『ガルバリウム鋼板』への葺き替えにも注目されています。今回は、この「ガルバリウム鋼板」についてメリット・デメリットを含めて説明していきます。

1.ガルバリウム鋼板とは

最近のスタイリッシュな家によく使われている屋根材のガルバリウム鋼板。1972年にアメリカでのベスレヘム・チームが開発されました。ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、亜鉛4%、シリコン1.6%からできているアルミ亜鉛合金めっき鋼板です。ガルバリウム鋼板はトタン屋根と同じ金属屋根ながらも、錆びにくく、耐用年数に優れており、デザイン性で最近の建築家に好まれ、若い年齢層を中心に人気となりました。

2.ガルバリウム鋼板のメリット、デメリット

屋根材にはそれぞれメリット、デメリットあります。ここではガルバリウム鋼板の特徴を紹介します。

2-1.メリット

①軽い

トタン屋根と同じように非常に軽いので耐震も強いです。コロニアル(スレート屋根)をリフォームする際にカバー工法ができます。

②耐久性が優れている

トタンの耐久性約10~20年に比べ、ガルバリウム鋼板は20~30年と耐久性が優れています。(日本瓦の耐久性は約50年以上です。)

③高いデザイン性

最近の建築デザイナーに好まれ、スタイリッシュな家に良く使用されています。洋風住宅でリフォーム(カバー工法)を検討中の方には良いかと思います。

2-2.デメリット

①費用は割と高め

ガルバリウム鋼板は施工がデリケートです。工事中の鉄粉を上手く処理しないと貰い錆びが発生したり、繊細な屋根材です。専門的知識と細かいケアが必要となるので、施工料金が少し高めとなります。

②防音性、遮熱性が低い

屋根瓦と比べると性質上、金属屋根は薄い為、防音性遮熱性は劣ります。
但し、最近は商品開発努力もあり、ガルバリウム鋼板の表面に遮熱塗料や、裏には断熱、防音効果の高い、‟硬質ウレタンフォーム“や‟ポリイソシアヌレートフォーム”がついている商品もあり、追加工事なく商品をグレードアップをすることで弱点をカバーできます。

③錆びにくいですが、錆びます。

ガルバリウム鋼板は錆びないとイメージする人もいるかと思いますが、金属ですので錆びます。
ただ、通常の金属屋根(トタン)と比べると錆びにくいということです。塩害には弱いので、海の近くにはお勧めできません。

3.費用

3-1.屋根カバー工法費用

既存のコロニアル(スレート)屋根の上にそのままガルバリウム鋼板を被せる工法です。既存屋根の撤去費用を抑えることができ、工期も短くなります。また、2004年までのコロニアル(スレート)にはアスベストが含まれており、撤去するとなるとアスベスト処理費が高いです。撤去ではなく被せることでアスベスト処理費用を抑えることができます。街中の住宅密集地にはカバー工法は最適な屋根リフォームです。

屋根形状/屋根材 ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板
片流れ
片流れ屋根
8,000円/㎡~
切妻
切妻屋根
8,500円/㎡~
寄棟
寄棟屋根
10,000円/㎡~
入母屋
入母屋屋根
11,500円/㎡~

<費用に含まれるもの>
屋根材、施工費、防水シート(ルーフィング)、、瓦巻き揚げ、運搬費、残材処理費、古屋根洗浄費
※既存屋根の下地が痛んでる場合は、別途下地工事が必要となります。

<費用に含まれてないもの>
足場設置費 850円/㎡
※周辺環境、屋根の種類によって設置が必要となります。

3-2.屋根全面リフォーム(葺き替え)費用 アスベストなし

既存の屋根を撤去して、全面リフォームする場合の費用となります。
2005年以降のコロニアル(スレート屋根)は、アスベストは含まれていない可能性が高いです。

屋根形状/屋根材 ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板
片流れ
片流れ屋根
9,000円/㎡~
切妻
切妻屋根
9,500円/㎡~
寄棟
寄棟屋根
11,000円/㎡~
入母屋
入母屋屋根
12,500円/㎡~

<費用に含まれるもの>
屋根材、施工費、防水シート(ルーフィング)、瓦巻き上げ機、運搬費、残材処理費、古屋根材撤去費
※既存屋根の下地が痛んでる場合は、別途下地工事が必要となります。

<費用に含まれてないもの>
足場設置費 850円/㎡
※周辺環境、屋根の種類によって設置が必要となります。

3-3.屋根全面リフォーム(葺き替え)費用 アスベストあり

アスベストが含まれているコロニアル(スレート屋根)を撤去して、全面リフォームする場合の費用となります。
2004年迄
のスレート屋根は、アスベストが含まれている可能性がありますので、アスベスト処理費用が高いです。

処理費として4,000円/㎡が必要で、近隣住民の方への配慮も必要となります。

屋根形状/屋根材 ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板
片流れ
片流れ屋根
11,000円/㎡~
切妻
切妻屋根
11,500円/㎡~
寄棟
寄棟屋根
13,000円/㎡~
入母屋
入母屋屋根
14,500円/㎡~

<費用に含まれるもの>
屋根材、施工費、防水シート(ルーフィング)、瓦巻き上げ機、運搬費、残材処理費、古屋根材撤去費、アスベスト処理費(2,000円/㎡)
※既存屋根の下地が痛んでる場合は、別途下地工事が必要となります。

<費用に含まれてないもの>
足場設置費 850円/㎡
※周辺環境、屋根の種類によって設置が必要となります。

4.こんな家に向いています。

スレート屋根をカバー工法でリフォームしたい。
トタン屋根が錆で痛んでいる。
スタイリッシュな家にしたい。

いかがでしたでしょうか。ガルバリウム鋼板はこれまでの金属屋根が大きくグレードアップして、デザイン性が高まった優れた屋根材です。今風のスタイリッシュな家にはピッタリの素材です。それぞれの屋根材に特徴がありますので、メリット・デメリットを理解したうえで、地域の特性、ご自宅にあった屋根材をお選びください。


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