【南欧風】お洒落な洋瓦とは?屋根にこだわりたい方必見!

南欧風の瓦でお洒落に
お客様

洋風の瓦って見た目お洒落だけど、どんな種類があるの?耐久性は高いの?

このような疑問にお答えします。

今回の記事では、 デザイン性が高く、お洒落に見える洋瓦について解説をしていきます。お洒落に見えるだけではなく、実は耐久性が高いことも特徴です。 耐久性が高いといっても、定期メンテナンスは必要になりますので、洋瓦で起こる劣化症状も解説をしていきます。

洋瓦に興味をお持ちの方は、是非参考にして下さい。

本記事の内容
・洋瓦の特徴について
・洋瓦を使うメリット
・デメリットについて
・洋瓦の劣化症状について

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目次

1.洋瓦の特徴や種類を解説

洋瓦の特徴や種類、形状は様々ですが、洋瓦はその名の通り、海外の住宅で主に用いられている屋根の総称です。現在では日本でも製造されており、華やかで明るく、お洒落な家にしたい方、デザイナーズ物件に住みたい方に人気があります。 種類によってデザインや耐久性が異なりますので、詳しく解説していきます。

1-1.洋瓦の種類は2種類

洋瓦の種類は、フランス式のF型、スペイン式のS型があります。

フランス式のF型

栄四郎瓦マットブラウン

F型は洋瓦の中で最も生産量が多く、江戸時代頃から日本国内にいるフランス人によって生産が始まりました。 特徴としては、凹凸が少なく、全体的に平たい形に仕上がりますので、重厚感を出すことができます。 F型瓦と言えば、赤やオレンジ色といった明るい色が主流ですが、最近は暗い色にも人気があり、施工工数が少ない点も特徴の一つです。

スペイン式のS型

リフォーム完成 カパラスKS

S型の洋瓦は、大正時代に西洋建築が広まったタイミングで広く使われるようになりました。S型瓦は、凹凸が少ないF型瓦とは異なり、丸みがあり、立体感のある仕上がりになることが特徴です。 F型瓦よりも施工工数が多く、費用が高くなってしまいますが、高級感を出し、個性的な屋根にしたい方には人気の屋根です。

混ぜ葺きでさらに個性をだす

混ぜ葺きとは、F型、S型の瓦に、数種類の色を混ぜて葺く、人気のデザインです。単色で統一するのではなく、あえて色のムラをつけることで、より一層お洒落な南欧風の屋根に仕上げることができます。 色のバランスを上手く調整する必要があるため、職人さんの技術が必要となりますが、個性的な屋根にしたい方にはおすすめです。ただし、費用は割高となります。

1-2.洋瓦の素材は3種類

洋瓦の素材には主に3種類あり、この素材によって耐久年数、メンテナンス時期が異なります。それぞれの特徴に合わせてメンテナンスをすることがポイントです。

粘土瓦

粘土瓦は、その名の通り、粘土を練って作られた瓦で、洋瓦の中で一番多い瓦です。また、耐久年数が約50年と長いことも特徴です。 塗装作業の必要がないので、メンテナンスも比較的簡単にすることができます。

セメント瓦

セメント瓦は、石灰岩と水を混ぜ合わせて作られており、塗料によって色付けをしています。そのため、雨や紫外線で塗料が劣化していき色褪せしますので、10-15年程度で再塗料が必要になります。

モニエル瓦

モニエル瓦は、「軟化コンクリート」で作られています。セメント瓦の一種ではありますが、モニエル瓦特有の「着色スラリー」と呼ばれる塗料が塗られており、独特の色合いに仕上がります。 セメント瓦と同様に10年程度で塗料が劣化していきますので、再塗料の必要があります。

2.洋瓦のメリット・デメリットを解説

お洒落で耐久性の高いことで人気がある洋瓦ですが、メリットだけではなく、デメリットもあります。デメリットをきちんと把握した上で、洋瓦のメリットも見ていきましょう。

2-1.洋瓦の4つのメリット

洋瓦のメリットは、お洒落な見た目だけではなく、耐久性が高いことも大きなメリットです。

<洋瓦のメリット>
メリット①:耐久性が高い
メリット②:デザイン性が高い
メリット③:通気性が高い
メリット④:断熱性が高い

メリット①耐久性が高い

洋瓦の中でも、特に粘土瓦は耐久性が高く耐久年数は約50年と言われています。また、メンテナンスコストを抑えることができます。

メリット②:デザイン性が高い

洋瓦を採用するだけで、外国のようなお洒落な雰囲気の屋根に仕上げることができます。色合いのバリエーションも多くあるので、デザインを楽しむこともできます。

メリット③:通気性が高い

洋瓦は、瓦同士に若干の隙間があるので、湿気がこもりにくいという特徴があります。屋根は直接雨の影響を受ける場所であり、元々湿度が高い日本では通気性が高い素材は重要です。

メリット④:断熱性が高い

直射日光を受ける屋根にとって、断熱性がしっかりしているかどうかは非常に大切な要素です。日差しの強い夏でも、涼しく過ごすことができるので、エアコンの省エネ対策にも繋がります。

2-2.洋瓦の3つのデメリット

それでは、洋瓦のデメリットも見ていきましょう。

<洋瓦のデメリット>
デメリット①:工事費用が高い
デメリット②:耐震性が下がる
デメリット③:廃盤になる可能性が高い

デメリット①:工事費用が高い

洋瓦は、スレート屋根などと比較すると、工事費用が約1.5倍程度になってしまいます。屋根材の単価自体も高くなってしまいますので、しっかりと費用の計画を立てることが大切です。

デメリット②:耐震性が下がる

同じ瓦であれば大きく変わりませんが、洋瓦は、スレート屋根よりも、約2倍ほど重い素材となりますので、建物全体に不可がかかりやすくなってしまいます。 新築で家をたてる場合は、洋瓦の重さに対応できる家をたてるので、あまり大きな心配はありませんが、軽いスレート屋根から、重い洋瓦に葺き替えをする場合には注意が必要です。

洋瓦の重さに耐えられるかどうか、きちんと専門業者に相談することが大事です。

デメリット③:廃盤になる可能性が高い

洋瓦は、10年スパンでデザインが変わることが多く、洋瓦の商品自体が廃盤になってしまうことが結構あります。 そのため、台風被害などで部分的に瓦を取り替えるとなっても、同じデザインの瓦を見つけることができない場合があります。自然災害で部分的に交換が必要になることも踏まえて、あらかじめ予備で瓦を準備しておくことをおすすめします。

3.洋瓦が劣化したときに起こる3つのこと

耐久性が高いことが特徴の洋瓦ですが、もちろん定期メンテナンスは必要です。 洋瓦でよくある瓦の劣化症状を紹介します。事前に劣化を見つけることで、大事に至らずに済むことも多いので、見ておきましょう。

症状①:漆喰の剥がれ
症状②:瓦の割れ、ズレ
症状③:雨漏り

3-1.症状①:漆喰の剥がれ

洋瓦の瓦自体の耐久年数は、約50年と言われていますが、瓦をしっかりと抑える役割をしている棟瓦の漆喰の耐久年数は、約20年程度です。 漆喰が剥がれることで瓦がズレていき、その隙間から雨水が浸水し、雨漏りに繋がります。そのため漆喰が剥がれているかどうかは定期的にチェックが必要です。

3-2.症状②:瓦の割れ、ズレ

洋瓦だけではなく、瓦は基本的に耐久性が高いですが、台風で物が直接あたるなどの物理的な衝撃には弱い傾向があります。 「瓦が割れる」→「瓦がズレる」→「雨漏りする」ということになりますので、ひび割れがはいった段階で、補修作業を入れるようにしましょう。

3-3.症状③:雨漏り

瓦が割れていなくても雨漏りがする場合があります。雨漏りの発生には、瓦の下にある「防水シート」の劣化も大きく影響します。 防水シートの寿命は、15-30年なので、瓦に傷みがなくても防水シートが傷んでいると雨漏りが発生する場合があります。瓦がズレたりして、防水シートがむき出しになっていないかも定期的にチェックしましょう。

4.まとめ:お洒落な洋瓦とは?屋根にこだわりたい方必見

洋瓦の種類や特徴、メリット・デメリットについて解説をしました。一味違ったデザインの家造りを考えている方、屋根リフォームで大きくイメージチェンジをしたい方には、お勧めの瓦です。今の瓦は機能性もしっかりしているで安心です。ご自宅のイメージに合わせて華やかな屋根にしてみてはどうでしょうか。瓦選びの参考になれば幸いです。

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