【屋根のリフォーム】破風板の4つの役割と修理方法を紹介!
お客様
屋根の破風板が色が剥げてきたから、屋根のリフォームに合わせて新しくしたい。どんな方法がある?
本記事の内容
- 破風板の基本情報
- 破風板の役割
- 破風板の修理方法
- 破風板の修理工事の費用
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破風板は切妻屋根の側面に使用されている屋根材が、破風板(はふいた)です。
あまり聞きなれない部分ですが、雨風から壁などを守ってくれる大事な部分です。
この記事を読めば、破風板の役割や特徴を知ることができます。
さらに、破風板の修理方法をいくつか紹介しています。
これから屋根のリフォームを検討されている方は、是非参考にしてみてください。
目次
破風(はふ)板とは
破風板は上記の写真の通り、二面だけの屋根で構成されている切妻屋根の側面に使用されている屋根材が、破風板(はふいた)です。
破風板部分には雨樋がなく、雨、風の影響を受ける箇所で、家を守ために常に悪条件にさらされています。
破風板にはどんな役割があるのか、次で詳しく説明していきます。
破風板の4つの役割
破風板は、文字通り「風を破る板」という意味から破風板という名前がついたと言われています。
本章では、そんな破風板の4つの役割を紹介していきます。
破風板の4つの役割
- 吹き込み防止
- 耐火性能の向上
- 壁面の保護
- 化粧性の向上
それぞれ詳しく解説していきます。
①:吹き込みの防止
破風板は、吹き上げる風を分散させる役割があり、屋根内部へ吹き込みを防止しています。
屋根は、どんな種類や形状の屋根であっても上から吹きつける風には、基本的にとても強い構造です。
しかし、下から吹き上げる風に弱い構造になっています。
屋根は、吹き下ろしてくる風に対しては、しっかりとした柱や壁で支えることができます。
ところが、吹き上げてくる風に対しては、屋根の重さや釘、接着剤だけで耐えなくてはなりません。
破風板は、下から吹き上げる風に弱い屋根を守るため、下から吹き込みを防止しているのです。
②:耐火性能の向上
破風板には耐火性能を向上させる役割があります。
火災のとき、炎は下から上へ延焼するため、1階の窓から炎が上がることがよくあります。
破風板がなければ、炎は一気に屋根裏まで延焼してしまいます。
少し前までは、表面が燃えて黒く炭化すれば、燃えていない部分に酸素が供給されないため、炎が広がる時間を稼げる厚い木材が多く使用されていました。
現在の破風板は、耐火性の高いセラミックスやセメントの複合材などの窯業系の素材や、ガルバリウム鋼板などの金属系の素材が使用されることが多いです。
③:壁面の保護
破風板は、壁面を保護するという役割もあります。実は、屋根からの雨漏りよりも多いのが、壁面からの雨漏りです。
破風板がある側の壁面は、雨樋(あまどい)がある側よりも、雨水にさらされます。破風板がある方の壁面は、劣化しやすいのです。
④:化粧性の向上
破風板は、化粧性の向上という役割も担っています。
屋根を支える木材は、構造材であるため見た目があまり良くありません。
構造材が露出していると、建物の魅力が損なわれてしまいます。
破風板を取り付けることで、構造材を隠すことが可能です。
表面がキレイに加工され見栄えが良い化粧材である破風板は、化粧性の向上につながります。
破風板の3つの修理方法
破風板の修理方法は、主に3つの方法があります。
破風板の修理方法
- 塗装
- 金属巻き
- 破風板交換
剥がれや傷みなどの劣化の進行具合によって、修理の方法は変わります。
詳しく解説していきますので、参考にして下さい。
①:塗装
塗装は、どの素材の破風板であっても行うことができる修理方法です。
少しだけ塗膜が剥がれているなどの場合は、早めの塗装がオススメです。
劣化し始めてきた破風板は、塗装することで耐久性や化粧性、防水性の向上が見込めます。
ただし、防火性能は向上しないため注意が必要です。
②:金属板金巻き
金属板金巻きは、最近多い破風板の修理方法で、塗装よりも耐久性や化粧性、防火性能の向上が見込めます。
木材の破風板は耐久性が低いため、破風板をガルバリウム鋼板などの金属板で覆い包みます。
塗膜がボロボロに剥がれていても、下地まで傷んでいない場合は、金属板金巻きで修理できます。
③:破風板交換
破風板の塗膜が剥がれている上に、下地も脆弱に傷んでいる場合は、破風板の交換が必要です。
破風板も通常の木材と耐火性の高いセラミックスやセメントの複合材などの窯業系の破風板などがあります。
破風板の修理工事の費用
破風板の修理工事は、屋根のリフォームと同じタイミングで行うのが良いでしょう。
破風板の修理工事の費用の目安は以下のとおりです。
修理方法 | 単価 |
---|---|
塗装 | 2,000円/m〜 |
金属板金巻き | 4,000円/m〜 |
破風板交換 | 6,000円/m〜 |
破風板は、強風や突風などの自然災害により破損しやすい場所です。
風災としてみなされ、修理に火災保険が適用できる場合があります。
必ずしも火災保険が適用される訳ではありませんが、自然災害による破損である場合は、ぜひ一度専門の業者さんに火災保険が適当となるのかどうかを確認してみて下さい。
まとめ:破風板は屋根を構成する重要な場所です
今回は、破風板の役割と修理方法について解説しました。
破風板は、吹き込み防止や壁面の保護など、家を守る重要な役割を担っています。
屋根をリフォームする際に合わせてメンテナンスされることをオススメします。
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