【よくある雨漏り】瓦屋根の漆喰が剥がれた時の修理方法

【よくある雨漏り】瓦屋根の漆喰が剥がれた時の修理方法

瓦屋根の上の方を見たら、白いものがポロポロと剥がれて、土が出てきてる…雨漏りしないか心配。修理方法や費用を知りたい。

今回は、こんな疑問にお答えします。

本記事の内容
・漆喰の基本情報
・漆喰の役割
・漆喰の修理方法

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というわけで今回は、瓦屋根の漆喰の剥がれについて解説しています。

瓦屋根漆喰の補修時期と修理方法が分かれば、未然に雨漏りを防げます。

また、漆喰補修の特徴を知ることで、効率良い屋根修理ができます。

分かりやすく紹介していきますので、瓦屋根漆喰の補修について詳しく知りたい方は、是非参考にしてみてください。

目次

1.屋根瓦の漆喰とは?

漆喰の補修

漆喰(しっくい)は、石灰が主成分の建材です。専門用語で面土漆喰とも呼ばれます。漆喰は、瓦屋根の頂上にある山型の部分にある棟(むね)や壁際の土台を守るために白く塗り込まれています。

1-1.漆喰の基礎知識

屋根瓦の漆喰(しっくい)の役割は、屋根の棟瓦や壁際の熨斗瓦の隙間を埋めることで、瓦の下にある葺き土と呼ばれる粘土の層を守っています。漆喰には、防水効果に加えて接着機能があるため、瓦を接着させる役割も果たしています。

1-2.漆喰の劣化症状

漆喰の剥がれ

瓦の寿命が50〜100年に対し、漆喰の寿命は、約20年程度。約20年くらい経つと、漆喰に劣化症状が見られるようになります。

劣化が進行すると、地震などの揺れで漆喰にヒビが入りやすくなります。また、放置を続けるとヒビ割れが進行して、漆喰が剥がれ落ちます。

漆喰が剥がれ落ちると、棟の中から台土(だいつち)と呼ばれる土が出てきます。土は雨水を吸収しやすいので、屋根の下を伝って雨漏りに繋がりやすくなります。

さらに、台土(だいつち)の流出は、棟を支える土台が不安定になり、棟瓦を支える熨斗瓦(のしかわら)にズレや歪みが起きます。

2.本棟の冠瓦・熨斗瓦・桟瓦の役割

熨斗瓦

昔の本棟は、葺き土・漆喰・熨斗瓦(のし瓦)・棟瓦で棟ができています。

棟瓦(冠瓦)

屋根の棟(一番高いところ)に丸く被さっている瓦です。家の中に雨が入らないようにします。

熨斗瓦(のしかわら)

熨斗瓦(のしかわら)は半分の瓦が左右にそれぞれ積まれています。雨水が棟に入るのを防ぎ、外へ水を切る役割をしています。

以前は見た目を良くする為、6段、7段と熨斗瓦(のしかわら)高い棟が流行っていました。現在は震災が多いことから、低くして機能性が重視されています。

葺き土(ふきつち)

葺き土は以前、本棟や隅棟を仕上げる際に瓦を安定させる土台として使用されていました。

ただ、土なので崩れやすく、震災でも多くの被害が出たことから、最近は土の代わりに南蛮(なんばん)と呼ばれるものが使用されています。

南蛮(なんばん)

南蛮(なんばん)は石灰にスサと糊を混ぜたもので色は黒です。非常に硬く、防水性の高い屋根材です。漆喰を使う前にこの南蛮(なんばん)で土台を固めます。

2.漆喰の修理方法

漆喰の補修は主に以下の3つです。

・漆喰詰め直し、上塗り工事
・棟瓦取り直し(積み直し)工事

漆喰の詰め直し工事

瓦屋根の漆喰の上塗り

漆喰の剥がれや崩れが軽微な場合は、漆喰詰め直し工事を行います。

漆喰詰め直し工事の費用は約5,000円/mで、工事は1日で終わることが多いです。修理費用を抑えることができます。

棟の中から土が多く出ている場合は、漆喰を塗ってもすぐに剥がれる可能性があります。その場合は「棟瓦の積み直し」となります。

①工事前

漆喰の剥がれ施工前

漆喰が剥がれています。

②漆喰の詰め直し

漆喰の剥がれ施工後

漆喰を上塗りしして、補修完了です。

棟の取り直し(積み直し)

棟瓦取り直し(積み直し)工事は、屋根の頂上部分の瓦である棟瓦を一旦取り外し、新しく棟を作り直します。

漆喰の劣化が酷かったり、瓦がズレたりしている場合は棟の取り直し(積み直し)工事となります。

棟取り直し(積み直し)工事の費用は約15,000円/mで、工事に必要な日数は3~5日です。

①工事前

城北瓦の屋根修理 玉名

熨斗(ノシ)瓦がバラバラになっています。明らかに瓦が飛び出ているので、雨水が侵入しています。漆喰も剥がれています。

②棟の解体

城北瓦の屋根修理 玉名

棟を解体します。

③熨斗瓦(のしかわら)の積み直し

城北瓦の屋根修理 玉名

葺き土ではなく、南蛮(なんばん)を使って熨斗瓦をバランス良く積んでいきます。土を使うのはごく僅かな為、雨水を吸収することもなくなり、防水性が大幅にアップします。

④棟瓦(冠瓦)を被せる

城北瓦の屋根修理 玉名

棟瓦(冠瓦)が歪まないように、バランスを確認しながら慎重に被せます。

⑤コーキング止め

城北瓦の屋根修理 玉名

瓦がズレないようにコーキング(接着剤)止めも念入りに行います。

⑥完了

城北瓦の屋根修理 玉名

なんばん(黒)仕上げ。

漆喰仕上げ

漆喰(白)仕上げ。

本棟の取り直し(積み直し)工事が完了です。

棟の積み直しは施工技術を要する為、やり方を間違うと雨漏りする可能性があります。DIYでやるのはおすすめしません。施工実績が多い、屋根工事専門業者に相談しましょう。

3.瓦屋根の漆喰は定期的なメンテナンスが必要です

漆喰補修

今回は、屋根瓦の漆喰の役割や劣化した際の症状や影響を解説し、補修方法や補修費用についても紹介しました。

陶器瓦の屋根は、ほとんどメンテナンスがいらないと思われがちですが、実際には約20年前後で漆喰補修のメンテナンスが必要です。屋根瓦の漆喰は、屋根の寿命を長持ちさせる重要な役割を担っています。

漆喰の劣化を放置すると、雨漏りなどが発生し、工事費用が多額になってしまう可能性があります。早めに補修をして、余計な修理費用を抑えましょう。屋根はあなたの大切なご自宅を守る重要な場所です。定期的な点検とメンテナンスを心がけることをおすすめします。

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この記事を書いた人

屋根工事専門の城北瓦株式会社で営業・マーケティングを担当。経験豊富な弊社営業・職人スタッフ監修の基、この記事を執筆しています。お客様のライフサイクルに合わせたご提案を心がけております。

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