人気の軒ゼロ住宅のメリット・デメリットを比較

軒ゼロ住宅

「軒ゼロ住宅ってなに?」

「軒とケバラってどういう関係?」

「軒はあったほうが良いの?ない方が良いの?」

このような疑問にお答えします。 今回の記事では、最近増加傾向にある軒ゼロ住宅について解説をしていきます。 軒ゼロ住宅が増えた理由、軒とケバラの関係性、軒ゼロ住宅のメリット・デメリットについて、順番に解説をしていきますので、軒ゼロ住宅を検討している人は参考にして下さい。

▼記事を読めばこんなことが分かります
・軒とケバラの重要性について ・軒ゼロ住宅のメリット・デメリット ・軒とケバラがあった方いい理由

1.軒とケバラってなに?雨漏りとの関係性を解説

軒・ケラバ・破風板・鼻隠し

軒とケバラについて解説をしながら、雨漏りとの関係性についても見ていきましょう。  

1-1.軒とケバラの違いについて解説

軒は、上記の画像でも分かる通り、屋根の先端部分のことを言います。昔ながらの住宅では、軒をしっかり作ることが一般的で、どんな住宅の屋根形状でも軒はあります。軒には、切妻、片流れ、寄棟、方形、入母屋といった種類があります。 一方で、ケラバとは、軒の部位の一つではありますが、厳密に言うと、少し異なり、「雨樋いが付いていない方向の屋根」のことをケラバと言います。

つまり、地面に対して平行になる屋根の端を「軒」と呼び、雨樋がある屋根です。一方で、地面に対して斜めになっている屋根の端を「ケラバ」と呼び、雨樋がない屋根です。 寄棟屋根、方形屋根については、全方向に雨樋がありますので、全ての屋根の端を「軒」と呼ぶことができますが、切妻屋根、片流れ屋根については、「軒」と呼ぶ部分、「ケラバ」と呼ぶ部分があります。

<捕捉情報>
軒:雨樋を取り付ける下地になる板を「鼻隠し」と言います。
ケラバ:ケラバの先端にある板を「破風板」と言います。

2.軒ゼロ住宅のメリット・デメリットを比較

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最近の新築住宅で多い、軒ゼロ住宅というのは、軒とケバラがない、箱型住宅のことを言います。近代的なイメージのある軒ゼロ住宅は、おしゃれで魅力的な見た目だけではなく、限られたスペースの中でできる限り居住スペースを広く作ることができるため、都心などの狭小地で広く採用されています。

但し、メリットだけではありません。 軒ゼロ住宅のメリット・デメリットを比較していきます。

2-1.軒ゼロ住宅のメリット3

メリット①:狭小地でも家を立てることができる
メリット②:お洒落なデザインにすることができる
メリット③:軒のメンテナンス費用を削減することができる

特に、都心など、限られた土地の中で家を建てる際に、居住空間をギリギリまで確保することができ、また、お洒落な雰囲気の外観に見せることができる点も軒ゼロ住宅が人気の理由です。 軒を作ることで、屋根材費用や軒裏の設置費用など、プラスで施工費用がかかりますが、軒ゼロ住宅にすることで、必要最低限の費用で住宅を建てることができるため、費用面での理由からも軒ゼロ住宅が広まりました。

2-2.軒ゼロ住宅のデメリット3つ

デメリット①:雨漏りが発生しやすい
デメリット②:日差しなどの紫外線の影響を受けやすい
デメリット③:室外機が故障しやすくなる

軒がきちんと設置されている住宅と軒ゼロ住宅では、雨漏りリスクが約5倍違うとも言われています。 一番の理由としては、もともと雨漏りが発生しやすい片流れ屋根と軒ゼロを組み合わせた住宅が増えたことです。 直射日光や紫外線の影響を直的受けやすくなりますので、将来的に外壁塗装の塗り直し、シーリング材の打ち替えなどのメンテナンス費用がかかる可能性があります。

但し、最近の建築技術は常に進化しており、壁などの防水性も非常に高いです。家の形状に合わせて適切に設計されているので過度に心配される必要はないでしょう。

3.軒ゼロ住宅はオススメ?

ご自身の優先したい事項によって変わりますが、屋根の機能性で考えると軒ゼロ住宅より軒がある住宅の方がお勧めです。雨に強いので、将来的なメンテナンス費用を抑えることができます。

3-1.軒はあった方が雨漏りのリスクが少ない

上記でも解説した通り、軒の有無で、雨漏りのリスクが変わります。狭小地で家を建てる必要がある人、お洒落なデザインにしたい人など、特定の理由がある人以外は、軒がある程度ついた住宅にすることをおすすめします。

3-2.軒の出が直射日光や紫外線ダメージを軽減してくれる

軒があれば、日差しや紫外線からのダメージを軽減してくれますので、将来的に発生するメンテナンスコストを削減することができます。 軒の長さは、300/450/600/900mmが一般的と言われていますが、理想的な軒の長さとしては、約600mm程度あれば雨漏りのリスクを大幅に軽減することができます。

また、雨漏りのリスクを軽減するだけではなく、紫外線からも外壁を守ることができます。

4.まとめ:定期的にメンテナンスをしましょう

軒ゼロ住宅について解説をしてきましたがいかがでしょうか。軒ゼロ住宅が都心では人気である一方で、雨風に弱いデメリットもあります。 これから新築で家を建てる予定の人は軒先の長さについて再度検討されるのも良いでしょう。既に軒ゼロ住宅の方や立地条件やデザイン・ご予算の都合で難しい方は、定期的にメンテナンスをされると良いでしょう。

自分の家の屋根の状態を知っておくことで、雨漏りリスクは軽減できます。できるだけ長く健康な家を保てると良いですよね。参考になりましたら幸いです。

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