人気の軒ゼロ住宅のメリット・デメリットを比較
お客様
軒ゼロ住宅って?軒はあった方がいいの?なくても大丈夫?雨漏りが少し心配。
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
・軒ゼロとは
・軒とケラバとは
・軒ゼロ住宅のメリット・デメリット
・軒とケラバの重要性
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今回は、最近流行りの軒ゼロ住宅について解説しています。軒がない屋根は無駄がなく。全体的にスタイリッシュな造りでクールなデザインの家が多いです。
ただ、「雨風は大丈夫なのか」「壁に影響はないのか」など、機能性が心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、軒ゼロの特徴を分かりやすく解説していきます。メリットやデメリットを知ることで、より良い家づくりができます。是非参考にしてください。
目次
軒ゼロ住宅とは
軒ゼロ住宅というのは、軒とケラバがない、箱型住宅のことで、都心などの狭小地で広く採用されています。
近代的なイメージのある軒ゼロ住宅は、おしゃれで魅力的な見た目だけではなく、限られたスペースの中で広い居住スペースが作れるのが特徴です。
軒とケラバって何?
軒と袖(ケラバ)のそれぞれの特徴について詳しく解説します。
軒
屋根のふきおろしの先端部分です。以前の住宅はこの軒に十分な出があり、軒下が雨で濡れないような構造になっていました。雨樋が付いている箇所です。
袖(ケラバ)
切り妻や片流れと呼ばれる屋根の形にあるもので、屋根の左右の端の部分のことです。ケラバとも呼ばれています。
鼻隠し
鼻隠しは雨樋の下あたりにある板のことで、屋根内部への雨水の侵入を防ぎます。
破風板
切妻屋根の袖側にある三角形の面から斜めになっている板です。
軒ゼロ住宅のメリット・デメリット
軒ゼロ住宅は近年の住宅事情に合わせた多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
事前に把握しておきましょう。
軒ゼロのメリット
軒ぜろのメリットは、以下の通りです。
・狭い場所でも家を建てることができる
・お洒落なデザイン
・軒のメンテナンス費用を抑えらえる
狭い場所でも家を建てることができる
都心などの土地が限られている中で家を建てる際に、居住空間をギリギリまで確保できます。
お洒落なデザイン
軒ゼロ住宅は最近の建築デザイナーが好むモダンなデザインでお洒落に仕上がります。
軒のメンテナンス費用を抑えられる
軒をゼロにすることで、軒分の屋根材費用・軒裏の設置費用を抑えられます。
軒ゼロ住宅のデメリット
軒ゼロ住宅はメリットばかりだけではなく、以下のデメリットも考えられます。
・雨漏りが起きやすい
・紫外線の影響を受けやすい
・室外機が故障しやすい
雨漏りが起きやすい
軒ありとなしとでは雨漏りリスクが約5倍違うと言われています。
一番の理由としては、もともと雨漏りが発生しやすい片流れ屋根と軒ゼロを組み合わせた住宅が増えたことです。
紫外線の影響を受けやすい
軒がない分直射日光や紫外線の影響を受けやすく、将来的に外壁の塗り直し、シーリングざいの打ち替えなどのメンテナンス費用がかかる可能性があります。
室外機が故障しやすい
雨ざらしになるので、室外機が早く故障する可能性があります。
結局、軒ゼロ住宅はおすすめ?
屋根の機能性で考えると、軒ゼロ住宅はおすすめしません。軒がある方が雨に強いので、より長い期間、家を健康な状態で保つことができます。
ただし、近年のデザインや、壁の耐久性の強化などもありますので、総合的によく考えて検討する必要があります。
軒ありのメリット
軒ありのメリットは以下の通りです。
・雨漏りのリスクが少ない
・直射日光や紫外線ダメージを軽減する
雨漏りのリスクを軽減
軒の出は一般的に300/450/600/900mmとありますが、600mm程度あれば、雨風などで雨が吹き込むリスクを大幅に抑えてくれます。
直射日光や紫外線ダメージを軽減する
軒があることで、直射日光から外壁を守り、将来的なメンテナンスコストを抑えることができます。
まとめ:軒ゼロ住宅を選ぶならデメリットを知っておこう
軒ゼロ住宅は一見お洒落で費用も安く流行っていることから、メリットばかりが注目されがちです。
雨漏りリスクや耐久性のある外壁材選びなど、デメリットを踏まえたうえでの対策を考えましょう。
家の購入は一生に一度の大きな買い物です。機能性をしっかり考えて、購入されることをおすすめします。