雨漏りの原因となる雨樋の5つの不具合とは?家に及ぼす影響も解説!

雨漏りの原因となる雨樋の5つの不具合とは?

雨樋(あまどい)は屋根から流れてくる雨水を集めることで、家に雨水が侵入してくることを防いでいます。雨樋が機能していないと、家の寿命を縮めてしまうことになります。
しかし、雨樋は放置されていたり、状態が把握されていなかったりと、重要性が理解されていない場合が多いです。雨の多い時期は、雨樋の不具合が原因で雨漏りが発生するケースが数多くあります。

本記事では雨樋の不具合が及ぼす影響や、雨漏りの原因を解説します。記事の後半では、専門業者に依頼にした際の費用の目安も紹介していますので、業者に頼むかどうかを迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

▼記事を読めばこのようなことが分かります。
・雨樋の役割や種類
・雨樋の不具合が家に及ぼす影響
・雨樋の原因となる雨樋の不具合のパターン
・専門業者に雨樋の修理を依頼した際の費用

1.雨樋(あまどい)とは

雨樋(あまどい)は、屋根から落ちる雨を集めて、雨水の通り道を作り地上の排水口に流す役割があります。本章では、雨樋の役割や雨樋の種類について解説していきます。

1-1.雨樋の役割

雨樋は建物を守るために、とても重要な役割を果たしています。

雨樋がないと、外壁は屋根から落ちてくるかなりの量の雨水が当たることになり、外壁の浸水のリスクが高まります。また雨水が雨樋を通らず、屋根から直接地面に雨水が落ちると、土がえぐれて、建物が不安定になる可能性があります。

雨樋は、単純に雨を集めて排水口に雨水を流すだけの仕事をしている訳ではありません。雨樋は、あなたの家を雨水から守り、雨漏りを防ぐ大切な役割を果たしています。

1-2.雨樋の種類

雨樋の形は大きく分けると、3つあります。これを機会に、一度あなたの家の雨樋の形を確認してみてくださいね。

雨樋の形 特徴
半円 最もスタンダード。築20年以上は、ほぼ半円型。価格はお手頃。
箱(角型) 半円型よりも多くの流水量を確保可能。雨の多い地域に人気の雨樋。
特殊型 特殊型は落ち葉や雪の防止用。北海道や東北地域など雪の多い地域に多い。割高。

次に雨樋の6つの素材について解説します。

雨樋の素材 特徴
塩化ビニール 組み立てやすく価格がお手頃。種類が豊富。多くの住宅で用いられている。
その他の合成樹脂 樹脂の表面に紫外線に強いコーティングがある。塩化ビニールよりも少し価格が高い。
ガルバリウム鋼板 錆びにくく耐久性があり、加工もしやすい。金属の中では価格がお手頃。
アルミニウム 長い物を製造できるため、つなぎ目がない。錆びない。たわみ等がない。割高。
ステンレス アルミ同様、錆びない。耐久性が高い。アルミよりも安いが、価格は高め。
神社の屋根等に多く使われる。耐久性が高く頑丈だが、価格はかなり高め。

2.雨樋の不具合が及ぼす3つの悪影響

雨樋の不具合が起こると、大きく3つの悪影響があります。

・近所トラブル
・雨樋付近のカビ・コケの発生
・雨漏りリスクの上昇

それぞれ解説していきます。

2-1.近所トラブル

雨樋の不具合は、近所トラブルの原因になりますバシャバシャと大きな水の音は騒音になります。また、家が近い場合は、跳ねた泥や汚れた雨水がお隣さんの家や庭を汚してしまう可能性があります。

雨樋の不具合は、自分達だけの問題ではないところが、やっかいですね。

2-2.雨樋付近のカビ・コケの発生

雨樋に汚れや、落ち葉が溜まると、それらを栄養にしてカビやコケが繁殖します。カビやコケは、アレルギーの原因にもなり、体の調子が悪くなる人もいるため注意が必要です。定期的に雨樋の掃除をするようにしましょう。

2-3.雨漏りリスクの上昇

雨樋の不具合は、雨漏りが発生するリスクが上がります。雨樋があることで、通常外壁には、最小限の雨しか当たらないようにできています。しかし、雨樋が機能していないと長時間大量の雨水に外壁がさらされることになります。

外壁は屋根と比較すると、雨に対する性能が劣るため、雨漏りのリスクは高まります。家の中に雨水が入ると、湿った場所を好むシロアリの発生や、建物の構造部分が腐食する等の悪影響があります。家の寿命を縮めてしまう見過ごせないリスクですね。

3.雨漏りの原因となる雨樋の5つの不具合

雨樋からの雨漏り

雨漏りの原因となる雨樋の不具合には、5つのパターンがあります。

・経年劣化
・傾斜不良
・ゴミ等の異物混入
・雨樋のつなぎ目の不良
・風や雪などによる破損

ここからは、5つの不具合について詳しく解説していきます。自分で問題の解決ができる場合もあるため、ぜひ参考にしてくださいね。

3-1.経年劣化

雨樋の寿命は、約20年程度と言われています。年数が経過することにより、雨樋そのものや雨樋を止めている部分がもろくなったり、変形したりします。寿命が近づくと自然にヒビが入ってしまうこともあります。

3-2.傾斜不良

雨樋は、水が集まるように、わざと傾斜がつけられています。雨樋を支えている金具の破損や歪みで、傾斜不良が起こり、不具合が起こっていることがあります。金具の調整は簡単そうに見えますが、高度な技術が必要なため、専門の業者さんに依頼する方が良いでしょう。

3-3.ゴミ等の異物混入

瓦の破片や木の枝、ビニール袋などの異物が、雨樋に溜まっているケースもあります、異物の混入は、雨樋が重さでたわんでしまったり、破損してしまったりする原因になります。異物を取り除けば、解決することもあるため、台風の後などは一度自分で点検してみるようにしましょう。

3-4.雨樋のつなぎ目の不良

雨樋のつなぎ目のことを継ぎ手といいますが、このつなぎ目が外れることで、雨樋の不具合が起こります。接着不良や経年劣化が、主な原因です。継ぎ手の修理は、1、2箇所なら、自分でできる場合もありますが、高所作業で危険が伴うためできるだけ専門の業者に依頼するようにしましょう。

3-5.風や雪などによる破損

風や雪、台風などの自然災害で、雨樋が破損し不具合が起こることがあります。雨樋の寿命が近づいている場合は、自然災害で簡単に破損してしまうことがあります。

ただし、自然災害での破損は、火災保険が適用される場合があります。信頼できる業者さんは、火災保険にも詳しく、火災保険の加入状況等を確認の上で相談に乗ってくれますよ。

4.雨樋の修理を専門業者に依頼した際の費用の目安

本章では、業者に依頼した際の費用の目安を紹介したいと思います。雨樋の修理をしてもらいたいけれど、修理費用が高くならないか不安という人はぜひ参考にしてください。

工事名 費用
雨樋の交換・修理 3,000円~5,000円/m
雨樋の継ぎ手の補修 3,000円~20,000円/m
雨樋の清掃 10,000円~30.000円
雨樋の全交換(全体) 150,000円~600,000円

業者さんによって、修理の方法費用が異なる場合がありますので、工事の内容と費用をしっかり確認しましょう。

5.まとめ:雨樋の不具合で雨漏りする前に点検とメンテナンスを!

今回は、雨漏りの原因となる雨樋の不具合について解説しました。主な雨樋の不具合は、5つありました。

・経年劣化
・傾斜不良
・ゴミ等の異物混入
・雨樋のつなぎ目の不良
・風や雪などによる破損

不具合の原因によって、自分で解決できる場合や、業者に依頼しても比較的費用が安い場合もあります。しかし、雨樋の不具合は雨漏りの原因となり、雨漏りが起こると深刻な悪影響を及ぼす場合があります。

大切なことは、不具合が起こらないように、定期的な点検メンテナンスを普段からしっかり行っておくことです。参考になれば幸いです。


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