【住宅向け】屋根の形4種類を比較!メリット・デメリットを解説
お客様
屋根の形って色々あるけど、何が違うの?
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 屋根の形
- 屋根の形ごとの特徴(メリット・デメリット)
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屋根には大きく分けて4種類の屋根の形があります。
この記事を読めば、屋根の形ごとの特徴が分かります。
さらに、珍しい屋根についてもいくつか紹介しています。
屋根の形について興味のある方は、是非参考にしてみてください。
目次
住宅向けの屋根の形は主に4種類
屋根と言えばどんな形を思い浮かべますか?
馴染みがあるのは和風の瓦屋根や、三角の形をした洋風の屋根などではないでしょうか。
日本でよく採用される屋根の形は主に以下4種類です。
- 切妻(きりづま)
- 寄棟(よせむね)
- 入母屋(いりもや)
- 片流れ(かたながれ)
それぞれの特徴を見ながらメリット・デメリット紹介します。
さらに、それぞれの屋根の形に合ったオススメの屋根材まで紹介しています。
①:切妻(きりづま)屋根
もっとも馴染みのある一般的な三角屋根のことです。
シンプルな形なので工事が比較的簡単で工事コストも抑えられます。
雨や雪に強く、トラブルが発生しにくいメンテナンス性が良い屋根です。
切妻屋根のメリット
- シンプルな屋根なのでコストを抑えられる
- 傾斜のついた2面で雨を受けるので、水はけがいい
- 屋根裏が広く取れる
切妻屋根のデメリット
- 屋根のかかっていない面は日光、雨風が直接外壁にあたるため壁が劣化しやすい
- よくある形なので個性が出しづらい
- 太陽光パネルは設置面が東西方向に向いていると効率が悪い
②寄棟(よせむね)屋根
4方向に傾斜のある屋根で、こちらもよく見る屋根ではないでしょうか。
1つの棟に向かって4方向の傾斜が寄り合って作られているため寄棟と言います。
切妻屋根のメリット
- 4方向から支えているため耐風性能が高い
- デザイン性が高い
- 全方向の雨風に対応できる
切妻屋根のデメリット
- 接合部が多いためしっかり施工しないと雨漏りが発生しやすい
- 切妻に比べると全方向に雨樋も必要になるので費用が少しかかる
- 屋根裏のスペースはほぼない
③:入母屋(いりもや)屋根
伝統的な日本家屋に多く使用されている屋根の形で、重厚感のあるデザインです。
切妻と寄棟を合わせたような特徴をしています。
切妻屋根のメリット
- 日本瓦と相性がよく伝統的な印象
- 耐風性、断熱性、通気性が高い
切妻屋根のデメリット
- 施工が複雑なのでコストがかかる
- 複雑な形状により、雨漏りのリスクが高い
④片流れ(かたながれ)屋根
片流れの屋根は、見た目もシンプルでスタイリッシュな印象を与える現代風の屋根です。
1方向のみで施工も容易なためコストが抑えられますが、方角による影響を受けやすい形とも言えるでしょう。
切妻屋根のメリット
- シンプルな形の為、コストを抑えられる
- 屋根同士の接合部がないため屋根からの雨漏りに強い
- 方角によっては太陽光、天窓など屋根のオプションが最大限活かせる
切妻屋根のデメリット
- 雨樋に流れる水が一カ所に集中するため雨樋関係のトラブルになりやすい
- 屋根のない外壁への影響が大きい
- 1面で受けるため耐風性能が低い
スタンダードな屋根以外をいくつか紹介します。
あまり見ない屋根の形は、ご自宅を個性的で特徴のあるものにできます。
その他の屋根
- 箕(みのこ)
- 陸屋根(りくやね)
①:箕(みのこ)造りの屋根
お城を彷彿させるデザインで装飾が多く、重厚感ある立派な仕上がりになります。
これ以上にないくらい瓦が惜しみなく使われている、瓦職人の高い技術が必要な屋根造りです。
②:陸屋根
見た目通り、勾配がない平べったい屋根です。
屋上があって、洗濯物を干したり、BBQやお昼寝をしたりと普通の屋根とは一味違った使い方ができます。
但し、勾配がないことで水はけが悪く、雨漏りの可能性が高いことから、日本では比較的少ないタイプの屋根です。
まとめ:屋根の形によって特徴はそれぞれ
一般の住宅でよく使われる屋根の形について解説してきました。
屋根の形によって、費用、耐久性、施工の難易度、デザインはそれぞれです。
屋根の形と屋根材の相性もありますので、屋根工事専門業者に相談しながら選ぶことをオススメします。