中国、大連で再脚光?日本伝統の瓦の価値。

日本庭園

海外から見て、日本の家と言えば、『屋根は瓦で室内は畳で、日本庭園を見ながらお茶を飲んでいる。』のようなイメージを描く人も多いでしょう。これは皆さんもご存じの通り、ひと昔の前の日本の風景です。現在は洋風デザインの家が多くなり、瓦屋根の家が少なくなっています。

特に首都圏の一般家庭ではスレート屋根(コロニアル)や、ガルバリウム鋼板(金属屋根)が多くなり、屋根瓦の家を見るのは珍しくなりました。地方にはまだ昔ながらの日本家屋が残っており、日本瓦を見ることができますが、屋根瓦工事業者としては寂しくもあり、時代の流れに合わせなければならない葛藤があります。

京都街並み   
そんな中、予想もしない場所で日本の瓦に注目が集まっています。『中国』です。
中国の大連で国家最大級のプロジェクト『京都風情街プロジェクト』という京都を再現する大胆な大プロジェクトが進んでおり、そこで日本の瓦が選ばれています。でも何故中国に京都なのでしょうか?

京都のお寺

元々京都は中国の唐の文化の影響を受けており、中国から伝えられた文化が現代まで継承され、保存されています。平安京は、唐の長安にならって桓武天皇時代に作られたものです。ですので、京都は中国の方にとって受け入れやすい場所だそうです。中国では『唐の文化を知りたければ日本の京都にある』と言われる程です。

京都風情町プロジェクト03引用:ANNニュースより

現在、訪日中国人観光客は毎年増えており、2018年は約800万人で全体の訪日外国人観光客の25%になっています。それでも14億人人口の中国にとってはほんの僅かです。このプロジェクトを運営する会社の張副総裁の目的は、『日本に行きたい・興味を持っている』人が国内で日本を感じてもらえたらということでした。そして『京都風情街プロジェクト』を通して、両国間の文化交流のプラットフォームになればということです。

今回のプロジェクトには、日本人の方も関わっており、日本の設計士が『京都の建物には唐の文化が残っている。それを中国にお返ししたい』と言われたそうです。瓦も元々は中国文化から伝わってきたものなので、起源である中国で日本の瓦が採用されたのは嬉しいですね。お互いの文化を知ることは、相手を理解するうえでとても大切なことです。両国の関係が良くなっている証拠です。力を合わせて立派な街並みを作りましょう。

中国大連にできる京都02引用:ANNニュースより

京都風情町プロジェクト02
引用:ANNニュースより

既に大連には200棟の別荘が日本の伝統的な家で建てられています。1棟最高額1億5千万円の富裕層向けで、販売開始すぐに完売。1棟の瓦は約5,000枚。。。トータル1,000,000枚。凄い枚数です。とにかく規模が大きいです。どんな方達が購入されたのか気になりますよね。また、旅行者向けには日本式の温泉付きホテルができており、日本式の接客サービスを受けることができます。さらに、この近くには300店舗のショップなどが建設予定とのこと。日本にしかない珍しい商品を並べて、日本に行ったことのない人も日本の商品・文化に触れられるようにしたいそうです。

京都風情町プロジェクト05
引用:ANNニュースより

『お隣の中国で認められた日本の瓦。』日本の伝統文化の価値を分かっているのは、私達日本人ではなく世界の人達かもしれません。中国や他国の人達が評価してくれるように、日本建築には日本独特の良さがあります。自然に調和した日本情緒溢れる大変素晴らしいものです。地方にはその良さがまだ残っています。守らなければいけない日本の景観です。その為には私たちが、素晴らしい日本瓦を『ひとつひとつ、丁寧に、美しく』仕上げることです。先代のこの積み重ねと継承があったからこそ、今日本の伝統文化が世界で価値あるにモノに繋がっているのだと思います。瓦には長い歴史があります。時代は変わりますが、古き良き伝統はしっかり残していきたいものです。


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