熊本県山鹿市 – 雨漏りと老朽化による瓦屋根の葺き替え工事
今回は熊本県山鹿市のM様邸の瓦の屋根葺き替え工事をさせて頂きました。
瓦の劣化により、一部雨漏りが発生し、ブルーシートで応急処置してありました。
使用屋根材は、栄四郎株式会社の栄四郎プラウドUU(三州陶器瓦)です。
城北瓦スタッフ
では、さっそく瓦葺き替え工事をしていきます!
目次
屋根工事の案件概要
工種 | 瓦葺き替え工事 |
工事場所 | 熊本県山鹿市 |
工事日 | 2021.4 |
屋根材メーカー | 栄四郎株式会社 |
屋根材名、色 | 栄四郎プラウドUU, 銀黒 |
瓦葺き替え工事開始
現状確認
瓦の劣化が進んでおり、雨漏りが発生していました。
こちらはセメント瓦です。セメント瓦は劣化してくると苔が生えたり、写真のようにザラザラしてきます。
セメント瓦の劣化が進むと表面の防水機能が弱まり、水を吸収しやすくなってしまいます。
写真の白い線は雨水が瓦の下に流れ込んだ跡です。
既存瓦の撤去
では工事を始めます。まずは古い瓦を剥ぎます。枚数がかなりあるので、今回はクレーンを使って作業を行います。
写真のボロボロになっている紙のようなものが、ルーフィングと呼ばれる防水シートです。
防水シートの効果が無くなっているので、長期間放置すると、下地の板まで腐ってしまうので注意が必要です。
ルーフィング貼り・桟木打ち(瓦を引っ掛ける木)
新しい防水シートに張り替えて、桟木と呼ばれる瓦を引っ掛ける木を取り付けます。
瓦上げ(クレーン使用)
次に新しい瓦をあげていきます。
施工しやすいよう決まった位置に瓦を並べます。
瓦葺き(瓦の取り付け)
瓦を葺きます。その次に本棟や隅などを仕上げていきます。
一見ある程度完成できたのではないかと思われますが、仕上げには結構な日数がかかります。
これで完成となります。
【熊本県・山鹿市】雨漏りと老朽化による瓦屋根の葺き替え工事完了
今回は昔ながらの日本建築の和風屋根から、平板瓦への屋根葺き替えとなります。昔は「和風の瓦なら和風」でという流れでしたが、震災・環境、時代の変化と共に選ばれる瓦も徐々に変わってきました。
平板瓦は一見スタイリッシュな洋風住宅向けと思われがちですが、このように銀黒色を使うことで上手くバランスが取れた仕上がりになります。また、シンプルながらもしっかりとした防災瓦ですので、地震や台風も安心です。
「和風の瓦屋根のイメージを思い切って変えてみたい!」
という方は平板瓦(F型)を検討してみてはいかがでしょうか?
今後の屋根リフォームの参考になれば幸いです。