若者が活躍できる建築業界へ、「南富士」の挑戦と私たち城北瓦の想い

城北瓦 人手不足で注目される南富士の屋根工事職人

近年、ニュースや新聞でたびたび取り上げられる「人手不足」。
特に地方では後継者が見つからず、黒字のまま倒産する企業も少なくありません。
中小企業の約127万社が2025年頃までに後継者不在で廃業の危機にあり、GDPで22兆円規模の損失が予測されています。これは、もはや待ったなしの深刻な社会課題です。こうした状況の中で、建築業界の人材確保は年々厳しさを増しています。
都市部と地方の格差も広がり、若手人材の“争奪戦”とも言える時代を迎えています。

目次

社会課題に挑む企業「南富士」の採用のカタチ

そんな中、静岡の総合外装企業「南富士株式会社」は、ユニークかつ意義ある採用活動で注目を集めています。
彼らが積極的に取り組んでいるのは、なんと「ひきこもり」状態にある若者の採用です。

「過酷な現場に、ひきこもりの人が来るわけがない…」
そう思われがちですが、実際には多くの方が南富士で研修を受け、いきいきと働いています。

テレビ番組やSNSで見かけたその姿は、私たちの常識を覆すものでした。

「就職氷河期世代」と社会からの孤立

就職氷河期

ご存じでしょうか?1993年から2004年ごろにかけて社会に出た“就職氷河期世代”と呼ばれる人たちは、長く続いた不況の影響で、希望する正社員の職に就けず、派遣やアルバイトに甘んじざるを得ませんでした。

今もその世代の中には、約100万人が「ひきこもり」と呼ばれる状態にあると言われています。(※実は、私自身もこの世代の一人で、当時の苦労をよく覚えています)

前職で海外を訪れた際、日本は一度レールを外れると“復帰が難しい社会”だと痛感しました。そんな現状にいち早く向き合い、突破口をつくろうとしているのが、南富士さんです。アジアでも外国人人材の育成を手がけ、国内外で本気の人づくりに取り組んでおられます。

屋根工事から社会復帰へ

「働きたいけど不安が大きい」
「自信が持てない」
「職場に溶け込めるか心配」

こうした悩みを抱える方々に向けて、南富士は就職前の“準備期間”として「ルーフマイスタースクール」という研修制度を設けています。職人としていきなり現場に出るのではなく、まずは基礎からゆっくり学び、自信を育てながら社会復帰を目指す。まさに“安心して一歩を踏み出せる仕組み”です。

ルーフマイスタースクール概要

応募資格

・18〜35歳程度(応相談)
・働きたいという意志のある方
・健康で意欲のある方

待遇

・生活補助金 8万円/月
・交通費全額支給
・住居サポートあり(必要に応じて相談可)

詳しくは南富士のWebサイトよりご確認ください。

南富士Webサイト
http://www.minamifuji.com/rms.html

南富士 ルーフマイスター

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」でも紹介されていました。

屋根工事職人の仕事は、体力が必要な場面も多いですが、

  • コミュニケーションが得意でなくても活躍しやすい
  • 一つひとつの作業に集中し、技術を磨ける
  • 仕事を覚えれば“食べていけるスキル”になる

という面で、社会復帰の手段としてとても現実的です。
屋根だけでなく、外壁などの幅広いスキルへ展開していくことも可能です。

大変だけど、未来を変えられる仕事」それが屋根職人の魅力かもしれません。

私たち城北瓦でも屋根職人を募集中です

当社・城北瓦でも、屋根職人を志す方を随時募集しています。

未経験でもご安心ください。ベテランの職人が丁寧に仕事を教えますし、若い職人や営業スタッフも多く、馴染みやすい環境です。

「手に職をつけたい」
「技術を学びながら社会に出たい」

そんな方からのご応募をお待ちしています。

屋根職人は楽な仕事ではありませんが、
しっかりした技術が身につけば、一生モノの財産になります。

最後に|寛容な社会と未来を目指して

駅

社会全体が、少しくらい人生につまずいてもやり直せる…
そんな“寛容さ”を持てるようになれば、
きっと建築業界にも、再び若い力が戻ってくると信じています。

すぐに同じことはできなくても、私たちも「人を育てる」という視点を大切に、できることから行動していきたいと思います。

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