中古住宅リフォームで見落としがちな“屋根”の話

最近、人気を集めている「中古住宅のリフォーム」。
少子高齢化により空き家が増え、地方では土地付きの物件が300万円台で手に入ることもあります。
そこへ500~700万円ほどリフォーム費用をかければ、合計800~1,000万円ほどで見違えるような素敵な住まいが完成することも。
内装やキッチン、バスルームの設備をあれこれ想像しながら、夢のマイホーム計画を立てるそんな楽しい時間の中で、つい見落とされがちなものがあります。
そう、「屋根」です。
屋根は中古住宅を購入する際によく見落としがちになってしまう箇所について紹介します。中古住宅の購入を検討中の方はぜひご参考ください。
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実は大切なのに見落とされがち。「屋根」の重要性
屋根は日々、雨や風、紫外線から家を守ってくれています。にもかかわらず、リフォームの際に後回しにされやすい部分でもあります。中古住宅を購入したあとに「屋根のリフォームが必要だった…」と気づくと、想定外の出費に直面し、予算オーバーに。さらに、屋根の不具合を放置すると、せっかくリフォームした室内に雨漏りが発生し、内装も台無しにということも起こりえます。実は、リフォームの第一歩として屋根からチェック・施工するのが理想です。
中古住宅を購入する前に、屋根の状態を確認しましょう
購入を決める前に、屋根の状態を必ず確認しましょう。
雨漏りしていなくても、以下の点を専門業者にチェックしてもらうのがおすすめです。
- 現在の屋根材がどんな状態か
- あと何年くらいもつのか(耐久年数)
築30年以上の物件であれば、屋根の葺き替えも検討しておくと安心です。
将来的な雨漏りや高額なメンテナンスの心配がなくなります。
費用・メンテナンスの観点からおすすめの屋根形状
リフォームで屋根をやり直すなら、形状も大事なポイント。
複雑な形の屋根は見た目に風情がありますが、その分、工事費用や維持コストがかさみます。
おすすめの屋根形状:片流れ屋根・切妻屋根


- シンプルな形なので施工費が抑えられる
- メンテナンスが少なくて済む
- デザイン性にも優れ、和洋どちらの家にもマッチ
おすすめしにくい屋根形状:入母屋屋根・箕甲屋根など複雑な構造

- 部材が多く、工事費が高額になりやすい
- 鬼瓦や熨斗瓦などの装飾が多く、補修費も高くつく
(※ただし、古民家や和風建築がお好きな方にはぴったりです)
まとめ

中古住宅リフォームは、夢を形にできる素敵な選択肢です。
ですが、内装や設備に目を向ける一方で、「屋根の状態」は見落とされがち。
屋根のトラブルは、後から大きな出費につながる可能性があります。
だからこそ、購入前のチェックと最初の段階での屋根工事がとても重要です。
中古物件の良さを最大限に活かすためにも、屋根という“見えにくいけれど大切な部分”を、しっかり確認しておきましょう。