【熊本市西区】地震によるセメント瓦の隅棟のズレ・歪みの屋根修理

今回は、熊本市西区の住宅にて屋根修理を行いました。2016年の熊本地震の影響で、隅棟(すみむね)部分が歪み、鬼瓦が地面に落下するという被害が発生していました。
このような棟の歪みは、瓦の隙間から雨水が侵入しやすく、放置しておくと雨漏りの原因となるだけでなく、屋根全体の劣化を早めてしまう恐れもあります。
今回は、棟の積み直し工事により、美観と機能性を回復させました。
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工事概要
工種 | 屋屋根修理 |
修理内容 | 隅棟の積み直し |
工事場所 | 熊本市西区 |
施工期間 | 1日 |
工事日 | 2019/7/13 |
施工の流れ | 隅棟のズレ・歪みの屋根修理
ステップ①:現状確認

2016年の熊本地震により、隅棟が明らかに歪み、丸瓦や熨斗瓦にズレが発生していました。

本来、屋根の端を保護し飾る役目を持つ鬼瓦が外れた状態になっており、雨風の侵入を受けやすい状況です。

落下した鬼瓦は地面に転がっており、地震の衝撃の大きさが見て取れます。割れはなかったため、再利用します。
ステップ②:既存棟瓦の取り外し

隅棟部分の丸瓦や熨斗瓦を一枚ずつ丁寧に取り外し、内部の歪みや傷みの状態を確認しながら進めていきます。

取り外したあとは、内部に詰まった古い漆喰や土もすべて撤去し、清掃・下地の調整を行います。
ステップ③:棟の積み直し

すべての瓦を一旦取り外したうえで、新たに丁寧に積み直しを行いました。瓦の水平・勾配を調整しながら、耐久性と美観を兼ね備えた仕上がりになりました。
担当者からのコメント
今回の工事では、地震によって損傷した隅棟を正確に積み直すことを目的として作業を進めました。隅棟は屋根のコーナー部分に位置しており、屋根全体の構造を安定させる重要な役割を担っています。
歪みを放置すると、瓦の隙間から雨水が浸入し、建物内部への雨漏りや構造材の腐食につながる可能性があります。また、コーキングなどの応急処置だけでは十分ではなく、根本的な修理として棟の積み直しを行うことで再発防止にもつながります。
よくある質問(FAQ)
- 鬼瓦が落ちてしまった場合、そのままでも大丈夫ですか?
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落ちたまま放置すると、雨水や風が侵入しやすくなり、雨漏りの原因になります。割れていなければ再利用も可能なので、早めの修理をおすすめします。
- 棟の歪みは見た目だけの問題ですか?
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いいえ、見た目以上に屋根の防水性や耐久性に関わる問題です。内部に雨水が入ると建物全体に被害が広がる恐れがあります。
- 地震のあと、どこを点検すればいいですか?
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瓦のズレ、棟の歪み、鬼瓦の脱落、漆喰の剥がれなどが要チェックポイントです。棟周辺の異常が多く見られます。
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