雨漏りから家を守る意外な雨樋(あまどい)の歴史を徹底解説!

雨漏りから家を守る。意外な雨樋の歴史を徹底解説

雨樋(あまどい)と言えば「雨水をきちんと屋根の外側に排水してくるものというのは何となくみなさんイメージできますよね。しかし、遠い昔に存在していた雨樋(あまどい)は、実は雨漏り防止や雨水の排水のために作られているものではありませんでした。では、雨樋は、現在に至るまでどのような歴史を歩んできたのでしょうか?

雨樋の起源や歴史には、意外な事実がありました。本記事を読めば、雨樋の起源や歴史についてわかります。また現代の雨樋が果たす役割や、雨樋が機能していない場合の悪影響についても解説しています。

記事の後半では、雨樋と密接な関係にある屋根の歴史と役割についても触れています。ぜひ参考にしてください。

本記事の内容
・雨樋の起源と歴史
・雨樋の役割と機能しない場合の悪影響
・雨漏りの密接な関係にある屋根の歴史と役割

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目次

1.意外な雨樋(あまどい)の歴史

現代の住宅に欠かせない存在である雨樋(あまどい)は、はるか昔から存在します。遠い昔からある雨樋(あまどい)の歴史は、なかなか興味深いものです。本章では、以下の3つに分けて解説していきます。

・雨樋の起源
・雨樋の普及の歴史
・雨樋の材質の歴史

わかりやすく雨樋の歴史を解説していきますので、ぜひ参考にして下さい。

1-1.雨樋の起源

平安時代

雨樋に関する最も古い文献は、平安時代後期の歴史物語「大鏡」です。当時は意外なことに、屋根で集めた雨水を水槽に導くための上水道として使用されていました。当時の人達にとって、雨水は貴重な飲料水や生活用水でした。雨樋の起源は、雨水を水槽に導く上水道だったのです。

1-2.雨樋の普及の歴史

現在のように雨水を排水し、建物を守る役割を果たす雨樋は、神社仏閣を中心に普及してきました。江戸時代までの仏閣は、中国朝鮮から伝来した瓦を使用していたため、雨水を排水するための雨樋が必要だったのです。

雨水を排水する役割で使用されていた現存する最古の雨樋は、奈良時代に建てられた東大寺三月堂の木製の雨樋と言われています。江戸時代以前の一般の住宅は、屋根自体が雨水を吸収する「草葺き」や「茅(かや)葺き」であったため、雨樋は必要ありませんでした。

しかし、江戸時代になり住宅が密集し、隣の家に雨水が流れ込まないようにしたり、雨水が跳ねて隣の家を汚したりしないようにするため、雨樋を取り付ける必要が出てきます。また、幕府が防火のために瓦屋根を奨励したこともあり、一般の住宅に雨樋が普及しました。

1-3.雨樋の材質の歴史

一般の住宅で使用される主な材料は、などの自然素材のものが使用されていました。竹は節を抜いてパイプにし、半分に切って半円の雨樋として使用していましたが、上質な材料として取り扱われていました。

明治時代に入り、文明開化と共にブリキトタンを材料に使用した雨樋が出てきます。第二次世界大戦後は、広くプラスチックが使用されるようになり、現代の雨樋に近い形になっていきます。

2.知っておきたい!雨樋(あまどい)の役割

雨樋は、雨水を排水する役割があります。雨樋の歴史を解説する中で、隣の家に雨水が流れ込まないようにしたり、跳ね返った雨水で隣の家を汚したりしないための役割も果たしていることを解説しました。

様々な年月を経て、たどり着いた現代の雨樋。本章では、現代の雨樋の役割について詳しく解説していきます。

2-1.雨漏り防止の役割

雨樋の重要な役割として、雨漏りの防止があります。屋根に雨が降ると、屋根の勾配に沿って下に流れます。雨樋があれば、うまく排水されますが、なければすべて軒下(のきした)に流れ落ちます。跳ね返った雨水や泥は外壁を汚し、年月を重ねることで塗装を剥がし、雨漏りの原因となる外壁のヒビ割れにつながります。

また、雨水の落下は土台や建物の基礎を傷めます。雨樋は単純な排水装置ではなく、雨漏り防止の役割や建物の土台や基礎を守る役割を果たしています。

2-2.雨樋が機能しない場合の悪影響

雨樋が機能しない場合は、建物に雨水が侵入する可能性が高くなります。雨水の侵入は、建物の構造部分の腐食や湿気を好む白アリの発生につながります。その結果、建物の強度が低下し、建物の寿命は短くなるのです。

また、屋根に降った雨水は周囲に溜まります。家の周囲に水が溜まると、湿気が多い状態が続き、コケカビの発生の原因となります。コケカビの発生は、アレルギーの原因となるため、住人の体調が損なわれる原因にもなるため注意が必要です。

3.雨樋(あまどい)との密接な関係!屋根の歴史

雨樋と屋根は密接な関係にあります。雨樋と屋根が同時に機能することで、雨漏りを防いで家を守ることにつながります。本章では、屋根の歴史と役割について解説していきます。

3-1.屋根の歴史

古来の屋根は、草葺きの屋根でした。稲作が行われていない縄文時代の竪穴式住居は、壁がないすべてが草葺きの屋根の住居です。稲作が始まり、藁(わら)葺き屋根が普及します。高床式住居は藁葺き屋根でした。

西暦588年に朝鮮半島から、瓦が伝わってきたと言われています。時の権力者であった蘇我馬子が、初めての仏教寺院である飛鳥寺を建立しました。飛鳥寺で日本最古の瓦が使用されていたとされています。

瓦屋根が一般的に普及したのは、先ほど解説の通り江戸時代からです。瓦屋根の普及とともに、雨樋が普及します。屋根と雨樋は、歴史的にも機能的にも密接な関係にあります。

3-2.屋根の役割

歴史的に見れば、屋根は雨をしのぐだけでなく、外敵から家の中を守り、穀物などを保存する倉庫の役割を果たしてきました。現代の屋根は高い機能があり、雨をしのぐだけでなく、台風や地震などの自然災害からも守ってくれます。

また、四季のある日本においては、屋根の温度調整機能が及ぼす恩恵は大きいです。それだけでなく、屋根は遮音効果やデザイン効果など、多くの役割を担っています。

4.まとめ:歴史が証明!雨樋と屋根が果たす重要な役割

今回は、雨漏りから家を守る意外な雨樋の歴史について解説しました。上水道の役割であった雨樋は、時代と共に変化し、単に排水装置としての役割だけなく、建物を守る重要な役割を果たしています。雨樋が機能していれば、建物への雨水の侵入や外壁の劣化を防ぐことができます。また、雨樋と密接な関係にある屋根が、雨だけでなく、自然災害から家を守り、多くの役割を果たしていることも解説しました。

雨樋や屋根は、建物を守る重要な存在です。あなたの家の雨樋や屋根は、しっかりと機能していますか?屋根の点検の際に一緒に雨樋も見てもらうと良いでしょう。

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この記事を書いた人

屋根工事専門の城北瓦株式会社で営業・マーケティングを担当。経験豊富な弊社営業・職人スタッフ監修の基、この記事を執筆しています。お客様のライフサイクルに合わせたご提案を心がけております。

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