【屋根材】ガルバリウム鋼板の歴史を知りたい!

ガルバリウム鋼板の歴史

ガルバリウム鋼板って何のこと?金属屋根の一種らしいけど、何が違うの?

このような疑問にお答えします。

今回の記事では、「ガルバリウム鋼板」についての解説をしていきます。 この記事を読むことで、ガルバリウム鋼板の歴史や特徴、そして役割についてを理解することができますので、さっそく解説をしてきます。

本記事の内容
・ガルバリウム鋼板屋根が人気になった理由
・ガルバリウム鋼板の施工方法
・ガルバリウム鋼板がどんな屋根に向いているか分かります

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目次

1.ガルバリウム鋼板って一体なに?

荒尾 ガルバリウム 屋根工事03

ガルバリウム鋼板とは、1970年代にアメリカで開発された金属屋根の一種で、素材は、

アルミニウム55%
亜鉛43.4%
シリコン1.6%

から成るアルミ亜鉛合金メッキ鋼板でできています。アルミニウムの特徴である加工性、耐食性、耐熱性、熱射性と、亜鉛の特徴である犠牲防食作用によって、長期的に錆びを防ぐことができ、これまでの銅板よりも、クオリティーが高いことが特徴です。 スタイリッシュで、モダンなデザインであることから、戸建て建築の屋根材として、多く利用されている材質の一つです。

ガルバリウム鋼板は、鉄合金の板に「アルミニウム、亜鉛、シリコン」の金属メッキ加工したものを言いますが、亜鉛だけをメッキ加工したものを『トタン』と言い、スズでメッキ加工したものを『ブリキ』と言います。 つまり、ガルバリウムもトタンもブリキも中身は全て同じ鉄です。メッキする成分により特徴が異なります。

1-1.ガルバリウム鋼板の歴史ーブリキ編

次に、金属銅板の歴史を見ていきましょう。金属屋根の歴史は古く、江戸時代に作られた城などで銅瓦が使用されていましたが、高価であったため、一般的にはスズでメッキ加工したブリキが普及しました。 銅板はリーズナブルで加工しやすいという特徴はありますが、湿気の影響を受けやすく、錆びや腐食といったデメリットがあります。

そこで、スズでメッキ加工をすることで、デメリットである「耐食性」を改善することができたということです。

<ブリキの特徴>
①:水分耐食性
②:加工しやすい
③:高いデザイン性

1-2.ガルバリウム鋼板の歴史ートタン編

大牟田市 ガルバリウム K様邸 屋根一部葺き替え工事

錆びに弱い銅板のデメリットを改善したブリキですが、耐久性が低いというデメリットがありました。スズでメッキ加工した銅板(ブリキ)は、傷がつきやすく、一度傷がつくと、そこから錆びていってしまいます。 そこで、ブリキの次に普及したトタンと言われる銅板です。トタンは、鉄に亜鉛がメッキ加工されており、錆びの侵食を防ぐ防食作用があります。

防食作用には、亜鉛が溶けることで効果を発揮します。しかし、亜鉛が溶けてなくなってしまうと、防食作用がなくなってしまいます。 また、防食作用が高いトタンであっても、瓦屋根、モルタル外壁などには及ばず、トタンの使用は一時的なものでした。

1-3.ガルバリウム鋼板の歴史ーガルバリウム編

城北瓦 新築 菊水 ガルバリウム

錆びの侵食を防ぐために亜鉛加工をしたトタンは、亜鉛が溶けてしまうことが最大の弱点でした。そこで登場したのが、ガルバリウム鋼板です。 ガルバリウム鋼板は、「亜鉛とアルミ」で加工されており、アルミには亜鉛が溶けた穴を埋めてくれる保護作用があります。

つまり、ガルバリウムは、亜鉛の防食作用とアルミの保護作用の両方を合わせもっていることになります。 1990年代頃からトタンからガルバリウム鋼板へ移行が始まり、現在はガルバリウム鋼板は必要不可欠な屋根材の一つになっています。

2.ガルバリウム鋼板のメリットについて

ガルバリウム鋼板の歴史を解説したところで、次にガルバリウム鋼板の特徴やメリットについて解説をしていきます。

①:耐久性が高い
②:耐熱性が高い
③:耐震性が高い

2-1.耐久性に高い

ガルバリウム鋼板と言えば、耐久性が非常に高いことが特徴です。トタンの場合は、10年〜20年程度でボロボロになってしまいますが、ガルバリウム鋼板の場合は、25年〜30年以上持つと言われています。 亜鉛メッキの防食作用、アルミメッキの保護作用を持つため、特に酸性雨に強く、トタンの3倍〜6倍の耐久性があります。

※切り妻屋根の場合

 金属屋根 (ガルバリウム)瓦屋根スレート屋根アスファルトシングル
施工費用平均5,500~9,000円/㎡5,000~15,000円/㎡3,500~4,500円/㎡3,500~4,000円/㎡
重量6kg/㎡45kg/㎡18kg/㎡12kg/㎡
耐久性30-40年50年20-30年20-30年
特徴耐震性が高い耐久性が高いリーズナブル屋根リフォームがしやすい

2-2.耐熱性が高い

ガルバリウム鋼板は、

・アルミニウム55%
・亜鉛43.4%
・シリコン1.6%

の合金で作られており、熱に強いアルミが多く含まれていますので、一般的な亜鉛鉄板よりも耐熱性に優れています。

2-3.耐震性が高い

一般的には金属は重いものですが、ガルバリウム鋼板は金属の薄い板(1mm程度)ということで、軽量性が高いことも特徴です。そのため、家の建材の負担も軽く、地震の揺れにも強いです。 重ね葺きなどのカバー工法で作業ができるため、工事も比較的スムーズに進めることができます。

このように、瓦屋根の5分の1程度の重さのガルバリウム鋼板を使うことで、家の重心を下げることができます。結果的に耐震性が強くなるということです。

3.ガルバリウム鋼板のデメリットについて

ガルバリウム鋼板はメリットだけではありません。もちろんデメリットもありますので、順番に見ていきましょう。

①:防音性が低い
②:通気性が低い

3-1.防音性が低い

ガルバリウム鋼板は、金属素材であるため、屋根瓦やストレート屋根と比較して、振動が伝わりやすい素材です。気になるといった程度ですが、雨音も響いてしまいます。 そのため、防音材を下地に引いたり、断熱材とガルバリウム鋼板一体型の屋根材を使って補強して、リフォームをする場合もあります。

3-2.通気性が低い

ガルバリウム鋼板は、断熱性を高めるために隙間を作らず設置することが基本です。そのため、湿気の影響を受けやすく、結露が発生してしまうことがあります。 ガルバリウム鋼板を設置するときは、施工時に通気層をしっかり作りながら設置することがポイントです。

また、ガルバリウム鋼板は錆びに強い素材でありますが、年数経過と共に錆びます。定期的にメンテナンスをすることが大切です。

4.ガルバリウム鋼板の屋根はこんな人におすすめ

ガルバリウム鋼板のメリット・デメリットを解説してきましたが、次はガルバリウム鋼板の屋根をおすすめできる人を解説します。

①:耐震性を高めたい人
②:葺き替え回数を減らしたい人
③:リーズナブルに耐久性を高めたい人

他の屋根材と比べガルバリウム鋼板は軽いので耐震性は高く安心です。また、耐用年数も高いので、初期費用は若干高めですが将来的なメンテナンスコストを抑えることができます。

また、古いスレート屋根などからのリフォームをしたい際にカバー工法を使うと既存屋根の撤去作業の必要がなく、そのまま屋根をリフォームできます。工事手間・費用を抑えるだけではなく、廃材も少ない環境にも優しい工法です。

5.ガルバリウム鋼板を使うときの注意点

ガルバリウム鋼板は、耐久性も高く、耐用年数が長いことが最大の特徴ですが、メンテナンスが不要ということではありません。 雨の多い地域や沿岸の地域の場合は、錆びてしまうこともありますので、定期的なメンテナンスは必ず必要ということを把握しておきましょう。

耐震性の高さ、デザイン性は、他の屋根材にはない特徴となりますので、総合的に判断してガルバリウム鋼板を使うかどうかを決めましょう。

6.ガルバリウム鋼板の歴史まとめ

ガルバリウム鋼板の歴史ついて解説をしましたが、いかがでしょうか。

<屋根材のまとめ>
①:ブリキーメッキ加工で錆びに強いー耐久性が低い
②:トタンー亜鉛加工で防食性が高いー持続性が低い
③:ガルバリウム鋼板ーアルミ加工と亜鉛加工の両方がある

ということでです。 繰り返すと、 ガルバリウム鋼板は、「亜鉛とアルミ」で加工されており、アルミには亜鉛が溶けた穴を埋めてくれる保護作用があります。つまり、ガルバリウムは、亜鉛の防食作用とアルミの保護作用の両方を合わせもっていることになります。 万能のガルバリウム鋼板ですが、取り扱っている業者はまだ多くないため、きちんと業者を見極めることが大切です。

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この記事を書いた人

屋根工事専門の城北瓦株式会社で営業・マーケティングを担当。経験豊富な弊社営業・職人スタッフ監修の基、この記事を執筆しています。お客様のライフサイクルに合わせたご提案を心がけております。

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